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智内兄助

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智内兄助
1948年愛媛県越智郡に生まれる。東京芸術大学大学院修了。1980年代前半より、長女・久美子氏をモデルに艶やかな着物姿の童女を描いた一連の作品で評価を得る。



ギャルリーためなが』という画廊で、智内兄助さんの作品が観られるよ!
と専門時代の先生に教えていただいた私は、さっそく銀座の街を疾走してきました。

東京に住んでてヨカッタァァー!!

この方は知る人ぞ知る、日本的で耽美で叙情的な作品を描く画家さんです。
日本画と思いきや、これはアクリル画なのです。
まだ本物を観た事がなかったので、これは またと無いチャーンス!!!

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こちらがギャルリーためなが。とてもお洒落な佇まいです。

会場に足を踏み入れた瞬間、案の定 倒れそうになりました。
あまりにも美しすぎて…。本物の絵のオーラは凄まじいです。
一番大きいもので130cm前後の小品のみの展示でしたが、数も多くて見ごたえ充分でした。

「おぉ… こんな風に描いてるのか…」 と、長時間まじまじ観察。(迷惑 笑)
神ともいえる一級の仕事を目の前にすると、人間て震えるんですね。
構図やモチーフの使い方がメチャ恰好良い。
嗚呼~、えぇもん観た。

萌え尽きた… (* ´Д`*)=3

他の作品は、ギャルリーためながさんのHPでも見る事ができます。
が、絵は本物に限る!!
ちなみにこの展覧会は常設展のため、いつ展示替えになるか判らないとの事。
興味のわいた方は是非 お早めに…!お薦めでございます!

画集も即買いしました。
1冊1万円したけど、惜しくない。社会人でヨカッタァァー!!
本物の作品は1点 数十万・数百万するんだから、そう考えればお得なのだ。
ふぅ、幸せ

| 芸術鑑賞 | 16:11 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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永島千裕さんの個展

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会場:たけだ美術(東京都)
会期:2008年4月10日(木)~4月25日(金)
時間:11:00~18:00(日曜日休廊)
- たけだ美術 -
東京都中央区銀座8-12-1


永島千裕さんのHPはこちら


先日、個展にお邪魔してきました。

とても素敵な絵を描く画家さんなのです。
歳もひとつくらいしか違わないのかな?
ちょうど2年前くらいに
東京アートコレクションのレセプションで初めてお会いしました。
ご本人様も とてもキュートな方なのです。ポッ

彼女の独特の世界が更にぐーんとパワーアップしていて
とても嬉しくなりました。
線の一本一本が とても美しくて…。
昨年はトーキョーワンダーウォールで大賞を獲得していらっしゃる程の凄い方。

ジャパニーズガール・ヤング アート 万歳!!
わしも頑張らな~!

興味がわいた方は是非観に行ってみて下さいね。25日までだそうです。

| 芸術鑑賞 | 00:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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生誕120年記念 カリスマ挿絵画家・高畠華宵展

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 2008年、高畠華宵は生誕120年を迎えます。 大正末から昭和初期にかけて一世を風靡した挿絵画家・高畠華宵-。
華宵は、新聞や雑誌の表紙・口絵・挿絵、そして便箋表紙絵を舞台に活躍、作品はもちろんのこと彼の存在そのものが日本全国の少年・少女そして若い女性の憧れの的となり、カリスマ性を持った挿絵画家として活躍しました。憂愁の瞳、儚き青春、凛々しき美少年、奥床しき乙女たち…甘美で繊細な美しさにおいて比類なきセンスを発揮した華宵の作品は、現代では想像もつかないほど読者の魂に強く深く訴え、多くの人々を魅了したのでした。
 本展では、「乙女の部屋」「華宵の部屋」の二つのゾーンに分けて展覧、初公開作品を含めた約500点を一挙公開いたします。気品と妖美が交錯し、今なお輝き続ける魅惑の世界をお楽しみください。

会期: 2008年1月3日(木)~3月30日(日)
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日: 月曜日(但し、祝日の場合は翌火曜日)
料金: 一般800円/大・高生700円/中・小生400円(竹久夢二美術館もご覧いただけます)
弥生美術館HPより




今回もやって参りました。
元祖・乙女のカリスマ、高畠華宵の展覧会です。
相変わらず 弥生美術館はニクい催しをしてくれます。

文京区の閑静な界隈にひっそりと佇む、そのレトロな空間。
弥生美術館はまさに憩いの場所でもあります。
そこで堪能出来る叙情的な美人画。其所は21世紀とは全くの別空間。
レトロモダン万歳☆

華宵といえば言うまでもなく、大正~昭和にかけて一世を風靡した挿絵画家でありますが
その表現というかセンスは全く古くさくなく洗練されてます。
やはり、大正と昭和初期に凝縮された、あの時代は素晴らしい。
華宵好みファッションは現代でも充分通用しますな。
つーか時代を先取りしてる感じ。すごすぎ…
それらの全てをぶちこわした戦争が憎い。

当時の少女雑誌の内容も少し展示してあって
取り上げられているテーマとか悩み相談(ファッションやや人間関係や恋愛の事など)を読んで、
今も昔も全く変わらないんだなぁ… と微笑ましくなったり(笑)

高畠華宵は男性なのに、どうしてこんなに女子の事がわかっているのだろう。
すこし口惜しい。 …ぽっ

| 芸術鑑賞 | 23:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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~複眼リアリスト~ 諏訪敦絵画作品展

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会期:平成20年1月17日(木)~2月24日(日)
開館時間:10:00~17:00/(金)~19:00
休館日:月曜日 *2月11日(月・祝)は開館 翌12日(火)は休館
会場:佐藤美術館 3階・4階・5階
入場料:一般:500円 学生:300円
主催:財団法人佐藤国際文化育英財団・佐藤美術館



諏訪敦さんの絵画展覧会。
とにかくこれは観て損は無し。

度肝を抜かされました。

人は、ここまで『人間』を表現できるのか。

透けている血管や
皮膚とその下にある骨格と筋肉
下着の痕、ほくろ 産毛 髪の毛の一本一本

リアル過ぎるほどリアル。
でも写真とは全く別もの。それは絵画以外の何物でもないのです。
写真よりもリアルで、生身の人間よりも存在感がある。
絵というものの不思議。

己の精神世界の中で、究極を突き詰めていく行為。
ここまでくると、凄いです…。


私も頑張ろう
こんなに上手く描けませんけど… orz

素敵過ぎて、画集買ってしまいました。これもお薦めです。

諏訪敦 絵画作品集〈1995‐2005〉諏訪敦 絵画作品集〈1995‐2005〉
(2005/08)
諏訪 敦

商品詳細を見る

| 芸術鑑賞 | 02:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アンカー展

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 アルベール・アンカー(1831-1910)は、スイスの中央部のインス村(ドイツ語名/フランス語ではアネ)出身の、19世紀のスイスで大変な人気を博した画家です。日本ではあまり知られていませんが、国民的画家としてスイスの人々に親しまれ、その作品は国内の多くの美術館に所蔵されており、没後100年近く経つ現代においても、その人気は衰えることがありません。
 これは、アンカー自身がそうであったように、家族や人と人とのつながりを大切にし、平凡な中にも幸せな日々を送る人々を、愛情を持って描いた作風に起因しているといえます。
(中略) 本展は、ベルン美術館の協力を得て、油彩を中心に素描も含めた100余点の作品で構成される、日本で初めて本格的にその画業を紹介する回顧展です。(公式HPより)



この手のこの時代の絵画の展覧会というのは、
「観て後悔する」というのは まず無いでありますよなぁ。
とにかく技術で魅せてくれるので。

西洋画のリアリティって、本当にすごい…。

ササッと絵の具が乗っているだけなのに、遠くから観ると超リアル。
写真のリアリティとは全く違う。
重さがあって、空間があって、物が、人が、そこに ある。
そのみずみずしい頬っぺたに触れそう。
うーむ… 私には描けない…これは。

19世紀のスイス、庶民の日常を暖かな視線で描いた、美しい作品たち。
もちろんその時代に生きてた訳ないけれど、郷愁にかられるのは何故?
暖炉の暖かさや、森や草や風の匂いや、食べていたものや着ていたもの、家や家具に遊び道具。
その時代独特の空気が伝わってくるようです。
やはり、これが絵の持つ力なのだな。

絵は本当に いいものですね。
口笛はナゼ~ 遠くまで聴こえっるっの~♪

| 芸術鑑賞 | 18:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展

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今、見たい日本のアーティスト36組
多様な日本のアーティストを紹介する「六本木クロッシング」は、現在進行形の美術の動向に注目する森美術館ならではのシリーズ展として2004年にスタートしました。第2回目となる本展では、特に「交差(クロッシング)」の意味に注目し、4人のキュレーターによる活発な議論を通して、枠に収まりきらないエネルギーと影響力をもつ、今見せるべきアーティスト36組を厳選しました。
(中略)
「六本木クロッシング2007」では、アーティスト一人ひとりの独創的な表現と、時代の交差に目を向けながら、時や分野を超えて息づく日本の創造性とその傾向を考察し、過去、現在、そしてその先の未来へと脈動する日本のアートの可能性を探ります。
公式HPはこちら



現代アートの迷走を、お願いだから誰か止めてください。
このまま野放しにして大丈夫なのか。
私がとやかく言う資格は全くありませんが、『良い』と思えないのは問題である。
高いお金を取って入場させているのだから尚更。
いち早く『新・芸術の街』というポジション?を六本木から奪回すべきだと思いました。
この街に騙されるな。

さて、六本木クロッシングは少し期待して行ったのですが、案の定微妙でした。(笑)
でも凄く素敵な作品もありましたよ…!!
三分の一くらいは気に入った作品がありました♪
私は判りやすい作品が好きです。
『すごい手間暇をかけている作品』や、『こちらまで緊張してくるくらい、集中力を感じる作品』が好きなのですね。絵画だろうが、インスタレーションだろうが、彫刻だろうが、建築だろうが、イラストだろうが、アニメだろうが、漫画だろうがジャンルは問わずに。

良いものは良い筈なのです。

作品に、命が通ってさえいれば。

なんかも~… 説明的すぎて頭でっかちな作品とか、「見ろよ!」と言わんばかりの傲慢な作品とか、投げつけるだけの無責任な作品とか、シャシャッと描いただけのヤツとか…
ほんと、大嫌いです…(笑)

勿論、作り手はそんな簡単にはやってないし、
ここまで辿り着くのに大変苦労しているのでさう。
そんなの百も承知ですが。

もっと本当に上手くて良い仕事する人沢山いるのになぁ。あぁぁぁ
そういう作品ばかり観ていたい。
あとは古典絵画とか、昔の日本美術とか…。

『現代アート』は、現代に生きる上では必須科目ですが、
少し拷問な部分もありますね☆ (;´∀`)
…本日は辛口で攻めてしました。叩かないで下さい
あえて、いち美術愛好家として言わせてもらってます=3 ←強気だな(笑)

「イイ!!!」と思わせる作品を、私はつくる…!

| 芸術鑑賞 | 01:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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狩野永徳展

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絵画の黄金期・桃山時代の覇者として日本美術史に輝かしい足跡を残した狩野永徳(1543-1590)は、信長・秀吉ら、時の権力者に重用された絵師です。彼の創造した豪壮華麗な金碧障屏画は、戦国武将の覇気を余すところなく体現するものとして、安土城、大坂城、聚楽第{じゅらくだい}をはじめ数々の館を彩りました。しかし、天下一と評された彼の作品の多くは戦火の中で灰燼に帰し、これまで代表作を一カ所に集めた展覧会は開かれていません。
 本展は史上初の大回顧展として旧御物3件、国宝5件を含む国内外の名品をはじめ、新発見、初公開の作品を網羅し、真の天才とうたわれた永徳芸術の神髄に迫ります。さらに父・松栄、弟・宗秀らの代表作も加え、桃山時代の狩野派の全貌を紹介します。公式HPより。



倒れそうになるくらいの、感動と感激をもたらす芸術品には、そうそう出逢えるものではない。
これは奇跡なのだ。
戦国の世 安土桃山時代に誕生し、戦火を逃れ、400年の時を経て、我々に会いに来てくれました。
京都だけでの開催だといっても、迷っている暇は無し!これは行かねばならぬ。
ここで逃せば、一生の悔いになりませう…!!永徳さま!

本当に見れて良かった…。
その類い稀な才能は、神です。ネ申。

よく残っていてくれたなぁ…。感慨深い。
ダイナミックで的確な筆遣いと、超絶技巧の細密描写。
48歳で亡くなった永徳なので、ここに展示してある作品は 絵描きとしてはかなり若い時に描かれたものなのでしょう。
夭折とまではいきませんが、短い中にも凝縮された、描いて描いて描きまくった人生。
嗚呼、タイムスリップして当時の作品を見に行きたい!!!


んで目玉ですが

会場の最後の当たりに悠然と待ちかまえていた、これ。
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傑作『唐獅子図屏風』

超有名なのでご存知の方も多いかと思いますが、これを観た時は本当に気絶しそうになりました。
縦224cm、横453cmの大迫力!!
なんじゃこりゃ~!!でした。マジで。
これは豊臣秀吉の陣屋屏風であったともいわれています。秀吉様はこれが大のお気に入りで、相手を威嚇するため、戦にも持っていったそうです。お、おそろしい子…!!!

この世に産み落とされて 早や400年。
主君もとうの昔に亡くなり、時代も変わりに変わって21世紀。
この2頭の獅子の目は、その様をどんな思いで写してきたのでしょう。

人間は死にます。どんなに強い戦国武将でも、死にます。

でも、絵は死なない。永遠を生きることができる。

世の中でこれ以上の奇跡は無いような気がします。
自分が死んだ後でも、作品はそのまま生き続けてくれる。

うーん。何だか胸が熱くなってきました。
自分がそんな作品が作れるかどうかは別問題で。(笑)


とにかく近年稀にみる素晴しい展覧会なので、是非ともご覧下さい!お薦めです。
場所が京都だからといって渋ってはいけません。
日本国内なんて、すべてご近所ですぜ!! いざ行かん

| 芸術鑑賞 | 01:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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BIOMBO/屏風 日本の美

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BIOMBOとは、「ビオンボ」と発音し、ポルトガル語やスペイン語で「屏風」を意味します。日本の屏風が近世初期の南蛮貿易で輸出の品として盛んに海を渡り、西欧にもたらされたことを示している言葉です。開館記念特別展と題した本展では、屏風の変遷をたどるとともに《屏風の成立と展開》《儀礼の屏風》《BIOMBOの時代 屏風にみる南蛮交流》《近世屏風の百花繚乱》《異国に贈られた屏風》《海を越えた襖絵と屏風絵》という多角的なアプローチで屏風の魅力に迫り、貴重な名品をご覧いただきます。屏風がたどった歴史や、もとめられてきた機能、とくに文化交流の側面で屏風が果たした役割に光をあてつつ、グローバルな視野から屏風の再検証を試みる展覧会です。今回は、江戸幕府がオランダに贈った屏風10件が、初めて日本に里帰りするほか、現在海外の美術館に分蔵されているかつては一連の作品であった屏風の名品などを一堂に展示します。公式HPより


感動と感心の嵐とでも言うべきか。
壮麗にして優美。とても良い展覧会でした!
日本の絵師の実力と技術はやっぱり素晴らしいです。世界一です。
屏風というものは いわば家具ですから、うまく空間に溶け込むように さりげなく描いてあるようですが。
実は近くで見てみると、とんでもない超絶技巧の細密描写。
画面全体に神経が行き渡っている…。
ここまでやるかいっ!!て感じで、卒倒しそうになりました。本当に超上手い。
バランスが絶妙で格好いい。デザイン能力も研ぎすまされてますね。

特に名門・狩野派の面々は、余裕綽々の圧倒的な風格。
そうですよ、観てしまったのですよ…

狩野元信『四季花鳥図屏風』
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しかも六曲一双で。

キィヤァー!!!!!感動!!!

本気で感動しました。本物は涙が出るくらい素晴らしかったです。
何を隠そう、この絵は私のホームページデザインの元ネタです。パクりました。(笑)
比べてみれば、どこの部分を頂戴しているのか判るかも。
この展覧会は展示替えが多く、入れ替わりが激しいので 今回出会えたのは奇跡でした。
綺麗だったなぁ…。

狩野元信(1477?~1559)
始祖である正信の子であり、天才・永徳の祖父であります。
漢画とやまと絵の技法を学び独自のスタイルを確立。狩野派の基礎を築く。
仕事の能率を上げるため、沢山の弟子にも描かせて 狩野派を工房化しました。
現代で言えば村上隆のような存在でさうか。うーん… ちょっと無理がある? (笑)

ともかく素晴らしかったです。他の作品もどれも素敵でしたし、見応え充分。
屏風ばかりが一同に並んでいる様は圧巻でした。お薦めです。
今月の21日までなのでお早めに☆

自分が日本に生まれた事は運命だと思いました。
知る事、観る事、感動する事は楽しい。


屏風が作りたくなった。

| 芸術鑑賞 | 02:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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足利義満600年御忌記念「京都五山 禅の文化」展

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東京国立博物館 平成館
2007年7月31日(火)~9月9日(日)

このたび、京都五山第二位相国寺の協力を得て、「京都五山 禅の文化」展を開催することになりました。京都五山と五山に関係の深い寺院の中世の遺品を一堂に集め、中国風の禅文化が、京都にどのように受け容れられ、定着していったかをたどります。
 南禅寺、天龍寺など京都五山の寺々を訪れて拝観できるのは、ほとんど近世の建築、襖絵などで、創建当時の中世の遺品に触れることはなかなかできません。禅僧の肖像、墨蹟、水墨画、詩画軸、仏像、仏画など禅宗寺院の宝物は蔵に保管されているか、参詣者が立ち入り出来ない奥深くに安置されている作品がほとんどだからです。禅僧の肖像彫刻の迫真の存在感、死の直前に筆をとった壮絶な墨蹟、雪舟の師、周文の作とされる水墨画、五山僧が水墨画の上に漢詩を寄せ書きした詩画軸、中国的な造形を示す仏像、仏画など200点を越す名品が集まります。(東博公式HPより)
展覧会のHPはこちら



…とのことで、最終日9日に駆け込みで観てきました~。
けっこう地味な展覧会でした。

いや、地味といっても 決してつまらないという訳ではなく、
日本らしい慎ましい内容なので、若者からすれば地味だ、という意味ですYO。

鎌倉時代末~室町時代と言うのは、
派手ハデしているよりも、水墨画のような落ち着いた雰囲気が
重んじられた時代なのですのえ。

京都五山とは、京都にある禅宗寺院の大寺5つを選んで第一位から五位まで格付けた制度で、中国にならったもの。
今回、初めて知る。。

勉強不足な故 途中で眠くなったりしましたが、やはり年季あるものは良いな~。
厳かで静かに優しく心に訴えかけてくる。
心癒されました。やはり神の力が働いているのか…。

人生に迷ったときは禅でもやってみよかな。

京都に行きたい。

| 芸術鑑賞 | 00:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジブリの絵職人 男鹿和雄展

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■開催期間
2007年7月21日(土)-2007年9月30日(日)
※月曜休館(ただし8月13日、9月17・24日(月)は開館。9月18・25日(火)は休館)
■開館時間
10:00 - 18:00 *入場は閉館の30分前まで
■開催場所
東京都現代美術館 企画展示室
〒135-0022
東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111(代表)
http://mot-art-museum.jp/
男鹿和雄は、アニメーションの美術という仕事において、その作品の舞台となる背景画を数多く描き続けてきました。
木立の一本一本にまで及ぶ入念な観察と、緻密な中にも大胆な筆致が冴える卓越した技術で、光や気候の変化、四季の変化、空、雲、田園、草木や花といった自然の色彩豊かな表情を捉える男鹿和雄の背景美術。描かれた世界は、私たちが誰しも親しみ、憧れてきた風景ばかりです。(公式HPより)



日本が誇る、世界のジブリ。
日本国民の殆どがジブリファンだと言っても過言ではありますまい。
嗚呼、ナメてました…!!
混雑を避けて、朝早くに行ったというのに40分待ちって一体…。
どんだけー (爆)

内容は、まぁ良かったと思います。
混んでいても それなりに観れました。
やっぱり上手いですねぇ~。(´Д`*)ていうか、超絶技巧?
ザックリ描いてるのに超リアル。背景画って、こんな風に描くのか…。
やはり生は感動しますね。勉強になりました。

ふと思ったけれど、チビッコ達は こんな背景画ばっかり見せられて果たして楽しいのか?
ジブリだからといっても、
「なんか 違うな…」と思ってた人は少なからずともいた筈。
実際、出口に近づいていくごとに(ジブリ名作の背景画にもかかわらず)、展示室から人が減っていってました。 プッ

帰り際、途切れる事の無い長蛇の列の待ち時間をチラ見したら、130分 でした。
どんだけー!? (爆) ネズミーランドかよ!!!


あ、個人的には常設展の方がアツいです。
会田誠の戦争画、観ました♪ ワーイ  ←みーはー

そして昨年話題になった岡本太郎の壁画『明日の神話』も観ることができます。
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日テレの広場?でも一度観ましたが、また改めて室内で観てみると圧倒されますな。
色鮮やかで美しいです。修復した方々、グッジョブ☆

酷暑は、芸術で乗り切りましょう

| 芸術鑑賞 | 12:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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金刀比羅宮 書院の美

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会期: 2007年7月7日(土)-9月9日(日)
月曜休館(ただし7月16日、8月27日は開館、7月17日(火)、8月25日(土)は閉館)
午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館
公式サイト


香川県にある「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮は、円山応挙や伊藤若冲らの障壁画など、貴重な文化財を数多く保有する「日本美術の宝庫」です。
それらの大部分を日本国内のみならずフランスまで移動し巡回展示する画期的な展覧会だそうです。

金毘羅宮。
名前だけは知っておりましたが、こんなに豪華絢爛な屏風や襖画で彩られているとは。驚きました。職人達の技が冴え渡り、厳かで、それでいてほっと出来るような日本の心。
現代じゃ到底 かなわないであろう、趣向を凝らした空間演出!

やはり日本の美術が世界一じゃー!と激しく思いました
てか、現代の日本も 欧米化だなんて血迷った事はしないで、このような日本独自の空間演出を護り通してこれれば、間違い無くもっと世界に誇れる国になったのにー!と思えてならない。

だって、日本人の絵の巧さは世界一 ナンダゼ! 

どの作品も本当に壮麗で美しかった~。
ぜひ次は本物の金毘羅宮で応挙と若沖を拝みたいです。

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遊虎図(水呑みの虎)  1787年
円山応挙 まるやま・おうきょ(1733-1795)
江戸時代の京都画壇を代表する画家。師の手本を見ながら描く伝統的な手法に対し、実物を目の前にして観察しながら描く写生の重要性を唱え、円山派をなした。平明で庶民的な応挙画は、京都の町民層を中心に圧倒的な支持を得、京都の画壇は応挙の画風に染まったと言われる。50代の時に取り組み始めた金刀比羅宮障壁画の制作は、天明7年(1787)と寛政6年(1794)の2度に及んでいる。


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花丸図 1764年
伊藤若冲 いとう・じゃくちゅう (1716-1800)
徹底した自然観察に基づく写実的な描写と豊かな想像力による奇抜な構図や配色の表現を融合した若冲はユニークな画風を確立した。「奇想の画家」として近年特に再評価が進んでいる。裕福な青物問屋の長男として生まれ家督を継ぐが、40歳で引退し画業に専念した。明和元年(1764)制作の金刀比羅宮の《花丸図》では、空間を花卉図で埋め尽くし、見るものに迫る圧倒的な空間を作り出している。

| 芸術鑑賞 | 12:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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yaso(夜想) 特集+ドール

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●本の内容:なぜ少女の人形が作られるのか? 澁澤龍彦やベルメールは、現在の人形作家にどんな影響を与えているのか。人形には魂が宿っているのか? なぜ球体関節人形なのか? 作家たちが真摯に答えるインタビューを中心に、これまでの人形観を一変させる至極の編集。男の欲望のために人形が作られる時代は既に過去のものだ。
●目次:恋月姫/ルナティック・パンテオン:夜想のために作られた新作を誌上発表。全点撮り下ろし。作品の展覧会「ルナティック・パンテオン」を12月、ART ZOON(京都・三条)で開催。恋月姫が世界観を語る、ロングインタビュー。 三浦悦子:若手ナンバーワンの人形作家。新作を含めすべて撮り起こし。秋山まほこ 少女と初潮:これまでの集大成となる、夜想のためのみずみずしい新作。 やなぎみわ:作品の根底に流れる少女と人形について語る ルイズ・ブルジョア:オリジナル・インタビュー「人の形にこめられたもの」 フローリア・シジスモンディ:作品「The Doll Parts」+インタビュー ヤン・シュヴァンクマイエル:パペット・アニメーションの大家が人形について執筆 タデウス・カントル:「死の教室」の少年少女人形 ★マネキン人形撮り下ろし/撮影:S・ルミャック ★カントル研究の第一人者・関口時正による世界で初めてカントルのマネキン論 ★クリコテカ・ガイド(オリジナル取材) DOLL ARTIST’S ORIGINAL INTERVIEW:四谷シモン・土井典・吉田良・井桁裕子・与偶・堀佳子・清水真理・一央+阿哉・三原ミツカズ 人形愛と女性の謎/斎藤環:気鋭の精神分析医が人形愛の心理学的考察を試みる。 BOOK Guide:やなぎみわ・森村泰昌・森島章人・鈴木創士・川合健一・高原英理
(セブンアンドワイより)




オールカラーの美しい写真、作家の貴重なインタビュー、博識になれるコラム等等。
豪華絢爛なラインナップで1500円!買って損はありませんでした。

お人形に魅せられております。
ただ可愛いだけじゃない。虚空を見つめるその瞳。心でも躯でも、一番隠しておきたい部分を、グッと掴まれて引きずり出されるような衝撃。この心地よさ。
『少女』というモチーフに込められた魂。芸術。
私が表現したいことも、きっとこれに近い気がする。造形物ではなくとも。

『少女趣味』に最近、更に惹かれまくっているのです。
自分が子供の頃は興味なかったのに。私も大人になったということでしょうか?(笑)
流れていった時間の中で、どこかに落としてしまったものを、無意識のうちに補完しようとしているのやも。
だって この少女達は、歳をとらないんだもの。

誰もが経験しているはずなのに、いつかは忘れてしまう思春期の頃の嫌悪感だとか不快感。もしくは、夢をみて高鳴る胸のときめきや、血が逆流しそうなくらいの恋の煌めき。
そういったものを、記憶の隅から引き戻し、記念碑のように飾ってあげる。
…そんな作品を私はつくりたいんですよね…。
女は、それを忘れてはいけない。
綺麗なところも そうでないところも全てひっくるめて、
『永遠』の少女を生かし続けたいのです。

| 芸術鑑賞 | 14:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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maria†mare~人形と絵画による受胎告知~

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人形博物館 マリアの心臓
OPEN 13:00~19:00
休館日  毎週火曜日
*人形入替えで休館となる場合もございます。
入館料  ¥1,000 [子供 ¥500]
information : 03-3780-9818
東京都渋谷区神南一丁目20-9パークウェイビルB1
[渋谷駅から徒歩約5分、公園通り沿い、PARCOパート1横、GAP向かい]




さて、レオナルド・ダ・ヴィンチに続き また受胎告知。

マリアの心臓をご存知でしょうか。
私はどこで存在を知ったのか全く記憶に無いのですが、兎に角ここはスゴいのです。

入館料1000円で「ん?」と思うのですが、
足を踏み入れた途端、まさに夢空間。摩訶不思議な別世界。
渋谷のど真ん中にあるとは思えません。

決して広くはないですが 地下実験室のようにも見える奇妙な西洋風の部屋。
其所に展示される、絵画や人形たち。
その作家は 恋月姫、天野可淡、木村龍、三浦悦子、四谷シモンなどなど。(超豪華)
今回は『受胎告知』をテーマにした展示で、それぞれの視点と解釈で創り出された天使と聖母マリア。十人十色な感じで、なかなか興味深かったです。
人形の他に山本タカト、丸尾末広、宇野亜喜良…などなどの絵も展示されてました。サブカルファンなら、まさに涙を流すラインナップだと思います。(*´~`)

憧れの恋月姫の人形を、息のかかる距離で拝む事ができて感激でした。
硬い紙粘土で出来ているとは思いません。特に足の指に釘付け。(笑)
リアルな指と爪…血が通ってそうでした。

マリアの心臓は 展示がシュールで少し悪趣味だったり、グロテスクだったりなので
人によって好みはあると思いますが、私はこのキッチュさが堪らなく好きです。
サブカルチャー万歳!! 猥雑なのに癒されます。
店内 客わたし1人、一時間くらい居座ってました。(笑)たっぷり大満足でしたわん♪

| 芸術鑑賞 | 00:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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受胎告知

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展覧会名 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」
The Mind of Leonardo - The Universal Genius at Work
会期: 2007年3月20日(火)2007年6月17日(日)
会場: 東京国立博物館本館特別5室・平成館特別展示室
開館時間: 午前9時30分?午後5時
金曜日は午後8時まで、土・日曜、祝日は午後6時まで
4月27日?5月6日は連日午後8時まで
(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし4月30日[月・休]は開館)
公式HP


観ちゃいました。

観ちゃいましたが… あまり観た気がしなかったです。 orz
どこからこんなに人が湧いたのか というくらいの行列。外にも並んでたし。
広い空間、暗がりのなか、淡い光に照らされた 一枚の絵画。そこに群がる大勢の人間…。
なんつー奇妙な光景。これは一種の新興宗教なのでしょうか?
防弾ガラスの中で、マリア様はどんな風に感じているのでしょう。「バカな日本人が今日もたくさん来たわ」とか思ってたりして。(笑)

会場の人達はほとんど同じ疑問を抱えているのだろうな。
実際にこの時代に生きている日本の画家の展覧会だったら、こんなことは有り得ないのに。

少ししか見えなかったけれど、さすがに絵にはパワーがありました。
ダ・ヴィンチは、やはり とんでもなく上手いですからなぁ。
決して大きい画面ではなかったけれど、全てに神経が行き渡っていて、今にも動き出しそうでした。500年以上も前に描かれたものが、今こうして逢えるという奇跡。褪色してしまっていても、作品の持つ気品はそのまま生きているのですね…。
名画が日本で観られるというのは素晴らしい事だと思います。一流のものは観ておいて損はありません。

けれど
作家がもうこの世にいないからといって それを喰いものに金儲けをしている行為が、
神への冒涜なのではないかと思うのですが。
思うよ、ねぇ?
そう言ったら、世の中の企画展、みんな糾弾されなきゃいけなくなるんだけど。
モナリザ展もツタンカーメン展も その頃はまだ生まれてませんが何か。

てゆーか、せっかく東京国立博物館に来たのだったら 常設展も観ていきたまえ。
此処の所蔵品は、本当に素晴らしいものばかりです。(*´~`)

| 芸術鑑賞 | 00:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本を祝う 展

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会 場:サントリー美術館(東京ミッドタウン ガーデンサイド)
開館時間:〔日・月・祝日〕10:00~18:00 〔水~土〕10:00~20:00
※グランドオープン3月30日(金)のみ11:00~20:00※いずれも最終入館は閉館30分前まで
展示替え:前期(3/30~4/16)、中期(4/18~5/7)、後期(5/9~6/3)

<祥>・<花>・<祭>・<宴>・<調>という祝祭性にあふれる5つのテーマで構成され、館蔵品約150件により、会場全体で生きる喜びを伝えます。また、初の御披露目となる新美術館の建築や展示空間は、個々の館蔵品から新たな魅力を引き出すでしょう。その展示の斬新性そのものもこの展覧会のみどころと言えます。春は、まさに花ひらく季節であり、同時に迎える《東京ミッドタウン》エリアのグランドオープンとともに祝福のムードを盛り上げます。



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東京ミッドタウン。今年の3月、六本木にオープンしたアミューズメントパーク。(?)
どこが良いのかわからない。無機質で均整のとれた高層ビル。現代風日本庭園とも言いたげな公園も、マンションやビルの隙間 息苦しそうである。
…滑稽 としか言えまい。
お願いだから六本木に美術館を増やさないでおくれ。
芸術鑑賞する環境じゃないってばよ。ヽ(`Д´)ノ ←そればっかし。

展覧会の内容は、「うーん」って感じでした。
まづ、美術館の面積が狭くてビックリ。だから三度も展示替えがあるのか…!! この展示替えというのが曲者で、観たい作品が足を運んだ時に無い!という事がしばしばある。案の定、気になっていた狩野探幽の屏風絵が無かった… orz  どーしてくれんねん。 丁寧に三回も行くヤツなんていねーよ!!!

…と、愚痴ばかりではアレなので(;´ω`)アセアセ
コレクションは流石にセンスが良かったです。
品のある工芸品が充実してて、うっとり。
昔は日用品の中にも『美』が浸透していました。
贅沢な文様で彩られた、着物に 器や瓶、重箱…。『視覚でも愛でる』ことを重んじる生活。合理的なものがもてはやされる21世紀では考えられますまい。
そんなに現代人は忙しいのかね?
例えばお料理を、美しい重箱でいただくのと プラスチックの容器でいただくのでは、気分が全く違うと思いませんか?おせち料理くらいなら今も重箱が使われますが。花見や遠足や運動会だって、重箱を風呂敷に包んでいそいそと出かける。なんかすごく趣がありますよねん。想像しただけで気持ちが豊かになるとです。

美しいものの存在は、人の心を救うため。
人の心が廃れるのは、栄養が足りないから…。(美輪明宏さまの受け売り)
合理的すぎるのも困りものですな。このまま日本が終わったらどうしよう。

| 芸術鑑賞 | 21:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アートで候。会田誠 山口晃展

会期:2007年5月20日(日)~6月19日(火) ※会期中無休
午前10時~午後6時 (入場は閉館30分前まで)
6月1日(金)、2日(土)、7日(木)~9日(土)、14日(木)~16日(土)は
午後8時まで開館時間を延長します。
会場:上野の森美術館 (〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2)

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画力の凄さと発想の鮮やかさ、超絶かと思えばびっくりの脱力まで、まるで見たことのない新しいものを創り出し、一度みたら忘れられない「発想(idea)」の職人、会田誠(1965―)。


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 一方、超・現実的な描写と機知にとんだ画法で、伝統的な大和絵の技法を現代美術に盛り込んだ「技法(technique)」の職人、山口晃(1969―)。

 二人が出会ったのはちょうど10年前。それ以後着実に力をつけ、ほかに比類のない作家に成長した二人がいままでにない規模で競演する待望の展覧会です。それぞれの学生時代の作品にはじまり、90年代以降の代表作、そして本展のために描かれたから新作まで、絵画、立体、映像を合わせ約70点で構成されます。(公式HPより)



とのことで、2人とも大ファンな私は この展覧会のチラシを見たとき思わずガッツポーズ。(ミーハー)  東京に住んでて良かったなー。(笑)
内容は文句無しに満足でした。楽しかったです。
やっぱりメチャクチャ上手いですよね。すごい!

会田誠の変態ぶりとか、もう最高でした。(笑)変な自由研究とかビデオ作品やオニギリがあると思えば、描く女の子はすごく可愛いくて萌える…。色々な事が出来るんですなぁ。それは安定した画力があるからこそ。
フザケているかのようで結構アカデミック。
この人の脳味噌の中はどうなっているのだろう。

山口晃大好きー!本人様イケメンです。トークショーも行きたいぞ。(笑)
超精密な大和絵風のアート。本当に凄まじかったです。でも画面の諸処で見受けられる遊び心が、作家のお人柄をよく表していて微笑ましい…。描くのは相当大変だけれど、やっぱり楽しいのだろうなぁ。いやぁ、技術がスゴい。

ツートップの作品がいっぺんに しかも間近で観れて、お腹いっぱい(*´Д`)=3
絵の巧さに脱帽。これは観なきゃ損でしょう。お薦めです。

| 芸術鑑賞 | 01:40 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑

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生誕100年 靉光展

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会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(1F)
会期:2007年3月30日(金)~5月27日(日)
概要: 昭和の戦前・戦中期に、きわめて個性的な作品を描き、近代日本美術史上に大きな足跡を残した画家、靉光(あいみつ)。このたび彼の生誕100年を記念する回顧展を開催します。
 靉光(本名:石村日郎、1907-1946)は広島県に生まれました。1924(大正13)年に上京し、「池袋モンパルナス」と呼ばれた界隈で仲間たちと切磋琢磨しながら、自らの画風を模索していきます。その探究の果てに生み出された《眼のある風景》(1938年)や、細密で幻想的な一連の作品は、シュルレアリスムの影響を思わせつつも、けっしてその一言では片付けられない独自性と“謎”に満ちています。描く対象に鋭く迫り、写実を突き詰め、そして突き抜けた先に生み出された幻想。この類まれな境地に達した彼ですが、戦争によってその画業は途絶しました。召集を受けた彼は、終戦後まもなく上海で、わずか 38歳で戦病死したのです。
 現存する彼の作品は、必ずしも多くはありません。しかし、描く対象の本質をえぐり出すようなその作品の評価は、今日ますます高まっています。本展では、幻想的な作品をはじめ、応召前に残した3点の自画像など代表作を網羅し、約130点の作品を時代・傾向別に4つの章に分け、靉光の見つめたものを検証します。


…とのことなので、行ってきました。
27日までだからギリギリじゃ~。雨の美術館も いとをかし。
靉光という画家は初めて知りました。
メトロのポスターで見て、ずっと気になってたのです。

この絵に惹かれて↓
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でも本物はビックリするくらい小さくて、うーん(´Д`;)
B5くらいなんですよね。その小さな画面にこれだけ詰めるのも良いけれど、やはり大きければもっと感動したでしょうねぇ。
溶かしたクレヨンによる「ロウ画」という手法。
何だか変わってて、色が美しかったです。

全体を通しての感想は、うーん、イマイチ。って感じですかな。(笑)
まぁ人それぞれの好みですから。
今の私にはまだ堅苦しい。

この人は38歳で上海で病戦死している。38年という短い人生の間に、ぎゅっと凝縮された 靉光の芸術。初期作品は鮮やかな色とコントラストで彩られていたけど、段々と戦争の闇が彼の絵に影を落としていきます。こういう作品達はあの時代でしか有り得なかっただろうなぁ…と思う。この時代の画家達は、厳しくても貧しくても 意欲を捨てずに生きていた。
平和な時代に何やってんだろうねぇ、私ゃ…。・゚・(ノД`) 恥ずかしくなりますね。
『知らない』とは恥ずかしい事なのだよ。
いつまでも平和ボケしている場合では無い。戦争はなくならないのだから。
何でも、生きているうちなのさ!おー!

| 芸術鑑賞 | 23:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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美人のつくりかた 展

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●広告としてのポスターとそれを印刷するのに一番適した平版印刷術は、日本ではほぼ同じ明治時代に導入、実用化されました。本展では、この「広告」と「印刷」という二つの視点で、明治末期から昭和戦前期までの広告ポスターとその原画など合わせて約160点を紹介します。(印刷博物館HPより)

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電通のビルを丸くしたような(?)この建物が、印刷博物館が入っている凸版印刷の小石川ビル。こんなに立派なのに、本社ではないとわ…。
2000年に100周年記念事業の一環で設立したものだそうです。

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カッコいいオブジェの看板が、出迎えてくれます。

印刷博物館、以前も来た事がありますが スッゲー面白いです。
ここに来れば、印刷のことが殆どわかります。
活版印刷や平版印刷、版画まで、その歴史や手法が 目で見て学習でき、大変勉強になります。当時の機械も見る事ができ、大変感慨深くなるとです。
昔の技術って、凄過ぎ…!!! 版下を作るにしても、文字を組むにしても、刷って出版物にするのも、全て手作業。そんなのこんぴーたーが無い時代だから当然なのですが、今これをやれと言われたら、何年も練習しなくちゃこんな仕事は出来ますまい。全て手作業で作った印刷物は豪華で味がある…。
人間の技術は、明らかに衰退に向かっている。
嗚呼、現代人よ こんなんじゃ駄目だぞ…!!

で、本題は『美人のつくりかた 展』であります。
当時のポスターは、内容に関係なく女性画をビジュアルに起用していました。
鮮やかな色彩や、アールヌーヴォー・アールデコから影響をふんだんに受けたであろう 表現の大胆さ。巧みな技術、モダンなレイアウト…。それらは人の目を惹きつけて止みません。ただの商業ポスターではなく、ひとつのインテリアとしてその空間を彩っているのです。製品と女性がミスマッチで逆にシュールになってる作品もあったり。当時の人のセンスって秀逸。
あー、こんな仕事がしたい…。←本音(笑)

当時の最先端の技術をもって作られたポスター達。いま見ても、色褪せる事なく 彼女達は微笑み続けています。
明治、大正、昭和初期の日本のモダニズムの文化が花開いた時代。ここから ほんの数年も経たぬうちに、戦火にまみれて消えてしまう事を思うと、胸が痛くなります。
でも すぐに消えてしまうからこそ、ギュッと凝縮されて輝いているように思えるのかも知れません。時の流れは、非常に残酷である…。


時代に流されては、いけませんよね。
利便性ばかりを追い求めて ロマンをないがしろにするのは、愚かだと思いませんか…。
昔に戻るのは無理な話。けれど、便利な世の中になり 時間が短縮された今 残った時間でするべき事があるのではなかろうか。
無駄なものを排除し、利便性を求め、余暇ができて…。この事を皆望んでいた筈なのに、どうして人の心は荒んでいくのか?
ただの無いものねだりか、平和ボケか…。
何故かそんな事を考えてました。

兎に角、我が国日本の未来に幸あれ。

| 芸術鑑賞 | 20:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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国展 in新国立美術館

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やっと行ってきましたYO。新国立美術館へ。 相変わらず六本木はカオスに包まれております。話題沸騰中の東京ミッドタウンも横目でチラリ。テレビ収録と思われるTBSアナの安住さんにも遭遇しました。意外に格好良かったです。

建物は、やはり新しいのでとてもキレイ!そして広い。つーかデカイ。
全面ガラス張りのカーテンウォール…。壮観です。
まさに現代的な建物ですよな。中も3階まで吹き抜けで気持ちいいです。
ただ場所が六本木という大都会なので、あまり長居をしたくないかも(笑)

でもって、国展を鑑賞しました。
この度 上野の東京都美術館から移転した団体の1つであります。ボリューム満点ですごく疲れました…。今回もとても勉強になり、目の保養になりましたぜ。
この手の公募展の展示はいつもそうですが、どれもこれも 大抵 メッチャ上手いとです。どうして世の中はこんなに広いとですか??
絵画や彫刻… 『創り出すということ』は、神の領域に少し近づくということ。
でも 表面に浮かび上がらない 努力や苦労を、きっと誰しもしているのだ…。
あぁ。私も質の高いものを創りたい。
せっかく生まれたのだから、いいものを創りたい。

絵は、やはり大きくないと、その存在感は発揮されない。 と思う。(例外もアリですが)
視界の全てを覆う、息を呑む様な感動。
「芸術品」は、空間をつくる。
日常から一線を引いたところに存在している。心が豊かになる為にある。
芸術ってスゲェな!
芸術こそ、最大の無駄なものにして 必要不可欠なものであるぞよ。
需要が無いとか、お金にならないとか言うな!! そんな時代のバカ!!!


※美術館をあとにする時思ったこと… やっぱり上野がいいよ~。(´Д`;)爆

| 芸術鑑賞 | 00:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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北斎の富嶽三十六景

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世界一有名な浮世絵『富嶽三十六景』は、約26cm×39cmの大判錦絵。(錦絵とは、多色刷りの浮世絵版画のこと。浮世絵の代名詞でもある。)
三十六景とはいうものの、実は 全部で四十六枚あるのです。
大波を描いた「神奈川沖浪裏」や、赤富士「凱風快晴」は有名ですが、残された他四十枚あまりは見たこともない人が多いのではないかと思います。私もそうだったし。
ですが このマニアック具合が、私の心を掴んで離しません。三十六景と言っておいて四十六枚あるという驚きと裏切り…ニクい。
日本の心である“富士”をテーマにして、ここまで魅せるバリエーション。
並べてみると、まさに圧巻。美しい色彩と線。
計算し尽くされた構図…
このシリーズに着手し始めた頃の北斎 すでに齢七十超!!
そのパワーはどこから湧いてくるのですか??
私は、この翁に恋をしてしまいそうです…。
この本は 富嶽三十六景全図版を手軽に鑑賞でき、初心者にもお薦めです。内容はマニアックですが♪知っている地名もちらほらと。それもまた楽しい。

また他に 、衝撃的な文書が載っておりました。
『画狂老人卍述』といわれる 北斎七十五齢の一筆でございます。
あまりにも感動したので 本書から抜粋します。

●私は六歳から物の形を写す癖があって、五十歳のころからしばしば画図を描いて世に出してきたが、七十歳以前に描いたものは、じつに取るに足らないものばかりである。七十三歳になってやや鳥・獣・虫・魚などの骨格や草木の生態を知ることを得た。だから、八十六歳になればますます画技が進み、九十歳ではさらにその奥義を極め、百歳ではまさに神業の域に達しているであろうか。百十歳になれば、描いた1つひとつの点や線がまるで生きているように見えるだろう。長生きをする君子よ、願わくば私の言うことが嘘偽りではないことを見て下さい。 (画狂老人卍述)


…ガツーンときませんか。ガツーンと…。ねぇ。
絵描きの方なら、この衝撃 わかると思います。
だって、70歳から、ようやく見せれるものが描けるって、言ってるんですよこの方わ!でもって、110歳まで生かせてくれと、神様にお願いしてるのですよ!! …ひょえ~ (@д@)
『絵』というものは、そんなに甘くはないというワケですよん…。 orz
北斎の枯れることなき創作意欲は、まさに ここからきてるのです。参りました。
飽くなき探究心とハングリー精神と我慢強さ…。
決して自分に満足はしない。
すごく大事なことだと思いました。 …けれど、とても難しい。
弱冠齢22でヘタクソだと嘆く自分が恥ずかしくなります。
生涯90年、画業にすべてを捧げた画狂人。ただただ、感服するばかりであります。

70歳まで、あと約50年…(爆)
がんばるぉー!

| 芸術鑑賞 | 02:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ザ・ドール

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シュルレアリスムの巨匠として今や伝説的存在であるハンス・ベルメールは、1902年ポーランドに生まれ、1975年パリにて没するまで、絵画、写真、人形製作等多彩な制作活動を続け、その特異なエロティシズムはわが国でも渋沢龍彦、四谷シモンなど、多くの芸術家たちに多大な影響を与えた。本書は、彼の人形写真だけをオリジナル編集で収録した、永久存保版である。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 (「BOOK」データベースより)


少し値が張りましたが、とっても素敵な本でした~。
日本の人形作家に多大なる影響を与えたベルメール…。
これは人形作品だけの写真集でしたが、他の作品集も是非見てみたい~!
でもまた値が張るんだけども… orz

中でも特に印象的だったのは
腰の球体を対にして、2つの下半身だけで構成された作品…。

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一見、異形としか思えないのに この世のものとは思えないくらい美しい…
なめらかな曲線に 独特のフォルム。
こんな表現があったのか…。目から鱗が落ちますた。

どうして人間は、己と同じ姿のものを創りたくなるのでしょう。
そしてまた それに惹かれるのはどうしてだろう。

噛み砕き、よく味わって 吸収するまで、まだ時間がかかりそう~

| 芸術鑑賞 | 22:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本美術が笑う展/笑い展

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公式HP
「笑い」に焦点をあてた、2つの展覧会
縄文時代から20世紀初頭までに日本美術の中で表現された「笑い」を読み解く「日本美術が笑う」展、そして世界各国の現代アートにおける「笑い」を考察する「笑い展」。森美術館では、この二つの展覧会が同時開催されます。
両展とも、それぞれ笑いをテーマとしながら、違う切り口で時代や背景が異なる作品の中にある「笑い」に焦点をあてるものです。(公式HPより)

…というわけで、ようやく行ってきました。
ただいま 東京一の“カオス・スポット”六本木。
六本木ヒルズ内にある森美術館へ。

見終わった後の率直な感想
「久々につまらんものを観てしまった…。」 以上。

最大のダメポイント→『目玉』的作品が、無い。

日本美術が笑う展は、大体 想像通りの感じでした。可も無く不可も無く。
会期中に展示の入れ替えをしたそうで、観てない作品もあるのですが。
でも全体的に作品数が少ないような気が… ?素敵だと思える作品が少なかったからかな?

んで、笑い展の方は 本気でウンザリしました…
これは私の場合なので、他の人の感想は知りませんが、私は駄目です。
こんなもんアートじゃねぇ…!!!
見かけだけを取り繕って、『現代アート』とカテゴライズすれば、しょぼくても美術館に置いて良いんですか?そこに規定は無いんですか?
くだらないだけの映像作品とか、ぶっちゃけ大嫌いです。(爆)
全く、ドコが良いんだろう。
『現代アート』でも、いい作品は善い筈なのだけども。…好みの問題なのでしょうか?
嗚呼、わからん。兎に角 辟易した。

新国立美術館も六本木にオープンし、アートの拠点がまさしく六本木に移ろうとしている近年。…その事実に 寒気すら覚えます。
もう少し 気品とか風情とか趣きがあれば良いのになぁ…。
あ~あ。

| 芸術鑑賞 | 20:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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解体人形 吉田良人形作品集

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吉田良の作品集。もう一冊仕入れてみました。
値は少し張ったけれど、悔いなし…!!

凝った装丁に マットで高級感ある紙が 作品の魅力を最大限に生かし、吉田良ワールドを演出しております。
内容も『アストラル・ドール』と同様 とても素晴らしい!
写真はすべて作家が自ら撮影。元々写真家でもあるので、演出の仕方というか、魅せ方も秀逸です。

ページをめくる度に、ただただ感動。
思わず息を呑んでしまう。
人形って、本当に色々な表情をしているのだなぁ…。

この少女が 1人でも 部屋にいたらどうだろう?
と妄想する。

きっと私の居場所は無くなり、
その人形の為にすべてを尽くし
空間を創ってしまいたい衝動にかられる。
…かも。


人形は 人間を超える

やっぱり、少しこわい。

| 芸術鑑賞 | 02:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モダン日本の里帰り 大正シック展

目黒にある、東京庭園美術館へ、大正シック展を観に行ってきました♪

庭園美術館は、朝香宮(あさかのみや)邸として1933年(昭和8年) に建てられたお屋敷を、そのまま美術館として公開したものです。アールデコ様式に日本の感性を融合した、大変モダンでハイソな美術館でした。昭和初期に建てられた洋館が殆どそのままの状態で保存されていて感動です。どことなく雅な雰囲気が漂う…♪赤じゅうたんの階段を降りていると、自分はどこぞの令嬢になったかのような錯覚に陥りトリップ!(笑)
萌え~ (* ´Д`*)=3

そして展覧会も、たっぷり堪能させていただきました。
大正時代は ほんの15年間。
民主的国家を唱えた大正デモクラシーの影響により、国民個人の考えを尊重し そしてロマンチシズムを追求する風潮が生まれます。
西洋モダンやアール・デコの影響を受け、日本に新しい芸術が花開いた時代です。現代とは全く違う“美意識を重んじ情緒豊か”な時代。
大正時代が好きでございまする。この時代に生まれたかったYO!!

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中村大三郎「婦女」

この展覧会のメインビジュアルにもなっている作品ですが、本当に素敵でした!!
肌が透けるようで、表情が初々しく、全体の色がとっても綺麗。
も、萌え~ (* ´Д`*)=3
他にも素敵な作品が沢山ありました~。
ネタばれもアレなので観に行ってくださーい(笑)

大正シック展は、ホノルル美術館のコレクションだそうです。(だから 里帰り) 母国で公開されるのは初めてという作品もあるとか。
日本にいま欠けている何かを、ここで少しでも見つけ出せるかも知れません。
「昔は良かった」と言っても仕方が無いし それはネガティヴ思考ですが、『取り戻すべきもの』というものは、絶対にあるのです。
世界一の文化大国 日本だからこそ、失ってはいけない何か…!!

兎にも角にも
絶対的に美しいものは、常に 永遠を旅している。

| 芸術鑑賞 | 19:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第75回版画展Prints Tokyo 2007

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版画展
版画協会に所属している先生から招待状をいただいたので、上野の東京都美術館へ行ってきました~。
私は版画はやらないのですが、日本版画協会は日本で一番大きい団体なので、レベルが高くいつも勉強にさせていただいております。
私好みの作品もいくつかあって楽しめました。
「え、これも版画なの?」的なものも沢山あって、面白いです。

毎回、こういう公募展などを観て思うのは、この世には“表現の幅”というものは無限に存在しているのだなぁ、ということ。
飽くなき探究心。美への執念。
そういうものは、きっと死ぬまで終わらない。

そして、自分の視野の狭さや、力の無さにへこむ…orz
他にも色々なやり方があるはずなのだー!
もっとマシなもんが創りたいなぁ。

| 芸術鑑賞 | 22:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アストラル・ドール―吉田良少女人形写真集

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吉田良
人形作家。
以前から気になっていた作家さんでしたが、この写真集のページをめくった瞬間、「これはヤベーな」と思いました。

何がやばいって、その魅力が。
コケティッシュで、神々しくて、そしてなんか、おそろしい…。
一瞬 ホラーでも観ているかのように、背筋がゾっとするような。

その瞳は、力が込められていたり、 微笑んでいたり、悲しそうだったり、虚を見つめていたり、睨んでいたり。
瑞々しく 何か言いたげな唇。
細く開けられたその唇から、ちらっと のぞく前歯。
そしてそれを彩る世界観と お召し物や小道具に 最たるこだわりが感じられます。

写真をとおしてでも 伝わってくる、匂いとでも云うのでしょうか その圧倒的なオーラ。これで呼吸をしていないなんて絶対嘘。
人間が、人間を作る。それも粘度や硝子などの人工物で。
そんな事が本当に可能なんだと、この写真集を観て思いました。
球体関節人形のエロチシズムは 別格ですね。
血の通っていない少女に恋をするなんて、きっと一生叶わぬ恋ではあるまいか。
それでも良い、ずっと一緒に居たい。

あ~、もう、完璧に射抜かれたみたいです。
本物が観てみたい。観たらきっと、息が止まると思う。

ハンス・ベルメールの写真集も欲しいな。買おうかな。

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狩野派がすき

昨夜 偶然、NHK迷宮美術館の再放送を観ました。なんと『狩野派』がテーマ!!! 最近 日本美術を勉強し始めた私への粋な計らいですか神様!?
NHKって、たまに素晴らしいですよね。へへへ

狩野派とか何か、イマイチ知らない方にちょっと説明いたします。
狩野派は室町時代、狩野正信を祖に、およそ400年もの間幕府に従事し続けた日本史上最高の絵師集団です。それは全て血縁関係で結ばれており、画業が家業という 私からしたら何とも羨ましい生業であります。(でも実際はきっと、そんな事言ってられないほど厳しい世界だったのでしょう…)
桃山、江戸時代の歴史とともに狩野家の活躍はあり、足利家、豊臣家、織田家、徳川家…からにもちろん贔屓にされてました。

例の番組の題は、数多いる狩野派絵師の中でも抜きん出て素晴らしい絵師3人のうち、誰が一番の天才か?!という くだらないものでしたが、紹介されていた作品の素晴らしさは、画面を通してでも筆の力強さをもって 感動を届けてくれます。

●狩野元信
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祖である正信の子。狩野派二代目。
画像の『四季花鳥図屏風』は、大和絵と漢絵を融合させた絵らしいです。大好きです。
なぜ元信はこんなに緻密に描き込まれた大作を何作も描けたというと、実は弟子が10人以上もいて 手分けをして制作していたそうです。大変なのは大変だったのね…。

●狩野永徳
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元信の孫。
『唐獅子図屏風』大好きです!大大大好きです。(笑)これ、とんでもなくデカイんですよ!!縦2.2メートル横4.5メートルもあるんですよ。本物が観てみたい。スゴイ迫力だろうな…。
この屏風は、豊臣秀吉が戦の自らの陣に置き、力の強さを表したそうな。
さすが天下人です。使い方も豪快。 最悪の場合、きっとこの名画が焼け落ちることも厭わない。
…嗚呼、屏風が無事で本当に良かった!

●狩野探幽
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永徳の孫。
弱冠11際で駿府に乗り込み、徳川家康に謁見。目の前でネコの絵を描いてみせ、見事 気に入られ幕府の懐に飛び込んだ型破りな少年。実は豊臣家滅亡の際に狩野家も共に滅びなかったのは、狩野探幽が徳川家に気に入られていたからだそうです。まさに救世主。そして15歳でデビュー。江戸の中心地で活躍し、江戸絵画の礎を作った人でした。
画像の『雪中梅竹図襖』は、まさに余白の美学!!前に記した狩野元信の画風とはまさに対極のところにあります。 大好きです。(←こればっか)


さて、ここで挙げた3人の天才ですが… あなたは誰が一番だと思いますか?
同じ狩野派といえどもそれぞれ個性があり、どれも素晴らしいですが、私は…うーん決められません。(笑)だいたい、“天才”という言葉で片付けてしまうこと自体間違っているとです。400年以上もやってりゃ、スゴイヤツの1人や2人いるでしょうって。3人の他にもスゴい人いっぱいいるし。みんな ただ 一生懸命練習して、一生懸命描いてきたのでしょう、きっと…。狩野家に生まれた事を後悔した人もいたかも知れない。
しかも驚くことに、現代にも末裔がいらっしゃるのです。絵は好きだけど、自分では描いていないらしい。「先祖に泥を塗らないように」と堅苦しさを覚えていたそうです。まぁそれは良いんだけどさ。

とにかくこの歴史の長さ、由緒の正しさ、常にトップに君臨し続ける実力…。
私は感銘を覚えずにはいられませんでした。
すげぃや狩野派。本物、観に行きたい!!

ちなみに私が狩野派作品で一番好きなのは、狩野山雪の
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『老梅図襖』
この毒々しくも美しい梅の木のフォルム。何故にこんなものが描けたんですか?
アメリカのメトロポリタン美術館かよ、実物があるのは!!
くそ、いつか観に行ってやる!!!

| 芸術鑑賞 | 02:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画を創る ~宮崎 駿・創作の秘密~

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NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』
◆アニメーション映画の巨匠・宮崎駿監督(66)の仕事を掘り下げる1時間スペシャル。「ハウルの動く城」以来となる長編映画「崖の上のポニョ」の制作に挑む宮崎監督に密着し、その創作の秘密に迫る。


この番組は以前から好きだったので、今回 宮崎監督が特集というので楽しみにしておりました。監督は只今、新作映画を制作中。齢66歳。既に限界は日々感じているという。
この作品が、“最後”になるそうなのです。(てか もののけ姫あたりから そんな事仰ってませんでした?)
日本国民は、殆どがジブリファンで出来ていると言っても過言ではありません。とんでもない絵の上手さ、洪水のような想像力、魅力的なキャラクター、温かいストーリー。ハイクオリティーなのに大衆的。世界に誇るアニメーション… 
そんなものを 創り上げる『宮崎駿』という存在。それは神か天才か??
…と、そんな風に思ってしまいますが。

でも、番組を観て感じたのは やはり監督も『人間』だということでした。

アイデアが浮かばなくてひたすら悩む。孤独になる。自分を追い込む。不機嫌になる。現実逃避する。
これはクリエイターが日々繰り返している事…!?
…監督は神ではありませんでした。1人の表現者でした。
ただ違うのは、その辺の人よりはるかに忍耐力に優れ、情熱を持続させているということ。実はそれが一番難しい?
…やはり宮崎駿監督はスゴいのでした。

でもって 監督のエプロン姿の可愛いこと可愛いこと…!萌える…!!(爆)
こんなに可愛い66歳は、この世で宮崎監督だけです。

新作「崖の上のポニョ」は、来年夏公開。とっても楽しみです。
史上初の海が舞台とのことで、
「何故 今まで海が舞台の映画はなかったのですか?」
という質問に対し
「波を描くのが面倒くさいから」
という答えに爆笑しました。

とんでもなく絵が上手い監督でも、面倒とか思う事あるんだ…。
ちょっと親近感?←おこがましい(笑)

うーん 楽しみ~。

| 芸術鑑賞 | 23:13 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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VOCA展

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VOCA展を観てきました。
40歳以下の若手作家の平面作品の展覧会です。
お洒落で格好いい現代絵画がたくさん観れて、毎年楽しみにしてるとです。
今年もドキドキするような作品が沢山ありました!
山口晃さんや山本太郎さんの作品もあって、とてもホクホク~。(*´∀`)
やはり絵は生で観るに限ります。
刺激もらいました。頑張ろう!


名  称: 現代美術の展望「VOCA展2007 -新しい平面の作家たち-」
会  場: 上野の森美術館
会  期: 2007年3月15日(木)~3月30日(金)〔16日間/会期中無休〕
開館時間: 10:00~17:00(金曜日のみ19:00閉館)
※入場は閉館30分前まで
入場料 : 一般・大学生:¥500、高校生以下:無料

| 芸術鑑賞 | 01:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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江戸の誘惑

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江戸東京博物館で催されてる肉筆浮世絵展『江戸の誘惑』を観てきました。
私はこの両国にある江戸東京博物館が大好きdeath!
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/index.html
国技館のお隣にあります。朝青龍は?朝青龍!(いねーよ)

という?訳で、『菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重……。江戸時代に活躍した代表的な浮世絵師たちが描いた肉筆の浮世絵が、アメリカ・ボストン美術館からやってきます。』とのことですが
あるわあるわ、思わずかぶりついて観てしまうような美しい浮世絵たち…!!
浮世絵 だだだ大好きです。とにかく細かい。着物の柄とか髪の毛とか動植物とか細かい。
その中でも葛飾北斎の放つ煌めきは秀逸のものでした。迷いの無い完璧の線!豪快さと繊細さを使い分けるニクさ!狂いの無いデッサン!嗚呼、日本が世界に誇る画狂人よ…!!はぁぅぁ好きです。

そもそも、これほどの数の作品達が色褪せる事無く私たちに会えるのは、浮世絵に心奪われ収集し保管してくれていた西洋人達がいたおかげなのです。伊藤若冲の作品もそうですね。もしも浮世絵が海を越えることなく 国内に留まったままでいたならば、朽ちたり戦火で焼けたりしてこんなに色鮮やかな浮世絵に出会える事も無かったかも知れません…。逆輸入というのも少し情けないと思うのですが ま 西洋人よ、ありがとう。

我が国日本は、西洋に憧れて焦がれて挙げ句、現在ナメられて踏んづけられておりますが…

でもその西洋は日本に憧れていたのです。
ゴッホだってダリだってモネだってマネだって日本美術に魅せられているのだっ

世界に誇れる日本文化。
そういうものを護っていかないで、日本人はこれから何を残すというのでしょう!もしも現在、江戸時代のように鎖国したらどうなるんだろう…。
また日本独自の文化は育つのかな。でも昔のように天下太平にはいかないのだろうなぁ。厭な時代になりましたわねん。(;´з`)

| 芸術鑑賞 | 02:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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