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Hector Guimard

DSCN5209.jpg


ギマール話続き。

パリ16区には、今でも彼の手がけた建築物が残っているので
写真に収めにいってきました。

どれも普通に人が住んでいるアパートなので、カメラ構えていると
「なんだ この東洋人は…」的な目で見られます。

別にいいけど。
そんな事より、この日はマイナス6℃の寒さに心折れた…(死)


上の画像は、Castel Bérangerという建物のドア。
(14, rue La Fontaine and hamlet Beranger - 16th Pais )

傑作であり有名作なので、生で見れて感動。

好きだな~このデザイン。

ぐちゃって曲線を重ねてるだけのように見えて、完璧に計算済み。
不規則な曲線を用いて、バランス良く決めるのは非常に難しいのです。

これは凄い。


DSCN5211.jpg


16区界隈にはギマール建築がたくさん。

「生活と芸術を一致させようZE☆」
とスローガンを掲げ、
住居・家具を全て自作してしまう位の気合いを持ったウィリアム・モリス主導のもと
イギリスにてアーツ・アンド・クラフツ運動が起こった19世紀末。

その流れを汲み、ヨーロッパ全体で花開いた、アール・ヌーヴォー。

何よりもここで重要なのは、『生活と芸術の一致』。

昔、芸術とは高貴な身分の人間だけのものであった。
それが、一般庶民の住居、家具や調度品に
芸術を取り入れられる事は、まさに革命的である。

それがつまり、『デザイン』といわれるものの始まり。
この運動が無かったら、今の世界はもっとツマラナイものになっていたに違いない。

全く、感謝してもしきれないような話。


我が国日本でも、文化的に豊かで情緒溢れていた大正~昭和初期がこの頃。

しかしその数年後勃発する
あの世界的な大戦争で、思想もろとも全てぶっ壊されてしまうのですが…。


現代。
物は溢れている。

何でもあり過ぎて玉石混交であるから
それを見つけ出して磨くのが一苦労な時代なのかな。
各々の審美眼が問われるところ。
本当に豊かな生活は、自分の感性を磨いて得るものなのかも知れない。

いつの時代も、『良いものは善いもの』なのだから。


DSCN5208.jpg


無駄なものこそ、重要なもの。

生活を美しく、情緒豊かに過ごす為の。

“合理化”なんていらないっ!
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| 仏蘭西 | 09:58 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ふと、生涯をかけて落書きする、みたいな感覚に襲われました。
人類にとって芸術の意味するものは何なのでしょうね。

| 大鳥居 | 2010/01/06 23:10 | URL | ≫ EDIT

「よーし、お芸術をするぞ!」
なんて意気込んで作ったものなんて、結局ツマラナイですからね。

日々 生活している上で、感動や衝撃があって
それが身体のなかに溜まって、外に溢れ出して、吐き出されたもの。
『感動』は、その先にあると思います。

結局、『芸術の意味』なんて答が出る気がしません…
だから生涯かけて皆、追い求めてしまうのでしょう。

| Rin | 2010/01/07 19:36 | URL | ≫ EDIT















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