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コクーン歌舞伎『切られの与三』

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久しぶりの歌舞伎鑑賞記録です。

こどもを産んでから、以前のようにしょっちゅう
歌舞伎を観に行くことができなくなってしまいました
致し方ないことなんだけども…やはり観たいものは観たい。

この間やっとこさ久しぶりに行くことが出来ました…!!!

選んだのはコクーン歌舞伎『切られの与三』です。


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この演目だけは、見逃すことができませんでした。

…んだって!!!!
中村七之助くんが与三郎をやるってンだから。まァ大変。

出来ることならば。
七之助くんに立役をやってほしくないんです。
女形だけやっていてほしんです。
芸が薄まるようなことはしてほしくないんです。

が!!
与三郎という魅力溢れるキャラに七之助くんが憑依したらどうなるのか??
興味本位。ただの野次馬根性。
気になって気になって仕方がありませんでした。


それで、率直に観た感想は…

思っていたよりもずっと良かった

です。

今までの与三郎像をぶっこわす、新しい与三郎でした。
かわいくて弱くて抱きしめたくなるような…
優男のダメンズ与三郎です。
あんなキュートな与三郎がいたんだなァ…。

そしてなんてったって見所は七之助くんの太腿です。
彼は普段は女形ですから、おみ足なんて滅多に拝めるものじゃあないんですよ奥さん。
いやぁ…もう最高…ですね
歌舞伎役者の太腿は、国宝級の価値があると思っています。
鍛え抜かれた筋肉がなければ、歌舞伎という芸術は支えられません。
アスリートと同じです。
歌舞伎は、肉体美に酔いしれながら鑑賞するものなのです。


内容について…

(ネタバレが嫌な方はここで引き返してくださいね)



『源氏店』の続きって初めて観た。

なぜ『源氏店』の先はなかなか上演されないのか?
それはおそらく、ものすごい長い上にいろいろ酷いからだと思う…
(あれはコクーン歌舞伎ならではの解釈だろうから、ちゃんと原作を読んでみたい。)
でもお富と再会した後の与三郎が
あんなにもヒドイ目に遭いまくりの人生だなんて知らなかった。
木更津でリンチされたのなんて、まだまだ不幸の序章にすぎなかったのだ

『見染め』から、『源氏店』まではよく上演される。
『源氏店』で与三郎とお富が再会して、一旦はめでたしめでたしと
キレイにまとまっているから、ここだけが多く上演されているんだろうな〜。

でもそこから先は…

罪に罪を重ね。
人を次から次へと殺し。
ドロドロ血みどろ、ただただ、ひたすらに不幸。

あの女にさえ会わなければ。

お富。
すべてはこの女が不幸のはじまり。

お富という女は…一体なんなんだろう。
主体性がなく、自分の貫きたい生き方を持っていない感じ。
与三郎のことは好きなんだろうけども、
他所に男を作るのは平気だし、再婚だってあっさりしちゃうし
フラフラと流れのままに泳いでいる世渡り上手。

お富という魔性の女が、ひたすらに怖過ぎて、
遠くから見ているだけならいいけど、
知り合いだったら本気で嫌だなーと思ってしまうくらい怖かったです。(笑)

梅枝くん、若いのによく務めていらした。
美しくて色気があって本当に恐ろしいお富でした。
夢に出てきそう…


『与話情浮名横櫛』いつか、歌舞伎座で全通し観れる日がきますように。
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| 歌舞伎鑑賞(備忘録) | 15:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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