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2015年度・歌舞伎鑑賞トップ3

…備忘録と銘打っておいて、全く記事を書いておりませなんだ。
でも相変わらず歌舞伎は月イチペースで何かしら観ております。
歌舞伎、好きです。

せっかくなので、2015年度に観た中で
ぐっときた!感動した!!ベスト3 を個人的にご紹介いたします。

自分なりの感想なのでゆるくお付き合いいただければ幸いです。

では行きま〜す



第3位

『歌舞伎座 三月大歌舞伎 菅原伝授手習鑑』


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歌舞伎三大名作のひとつ。『菅原伝授手習鑑』
(もうふたつは『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』)

昼夜通しで、楽日に観に行きました。
初の昼夜の部ぶっ通しの、午前11時から夜9時頃までほぼ10時間コース(笑)
なかなかしんどかったのですが(爆)それを上回る感動がありました。

なかなか通しでかかることが少ないのでこの機会を逃したら
次はいつ観れることか…。
『車引』や『寺子屋』はよくかかる演目ですが
序章の『加茂堤』などはなかなか観れません。

壱太郎くんの苅屋姫めっちゃかわいかった…!;;

今年めでたく人間国宝になられた仁左衛門さんの菅丞相の神々しさよ。

大大大好物の菊之助さんの桜丸はこれまた妖精のようでした。
あの透明感と美しさは一体…!!
声よし顔よし姿よし立役女形兼ねる、完璧な役者さんです。

三つ子の兄弟が好きすぎて『車引』の高揚感とか
…もう忘れられないです。
さすが江戸中期から愛されている人気作であります。



第2位

『平成中村座 陽春大歌舞伎』


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四月に観に行きました。
浅草・浅草寺の境内に建てられた仮設劇場です。

平成中村座を観に行くのは、一種の夢でした。
こんなに早く夢が叶う日が来るなんて…

十八代目勘三郎さんが始められた試み。
二人の息子、勘九郎・七之助兄弟が完璧に受け継いでおります。
親から子へ、受け継がれて行く魂。
“生きた”芝居小屋には、主(ヌシ)のような何かが宿ると
勘三郎さんが生前言ってたことを思い出しました。
この平成中村座には、目に見えないだけど強烈な何かが棲んでいたように思います。

チケット代が高いので悩みに悩んで、昼の部を選択しました。
演目は『双蝶々曲輪日記』『勧進帳』『魚屋宗五郎』です。

勘九郎くんの富樫、格好良かった〜
弁慶を演った橋之助さんは、来年度「八代目中村芝翫」を襲名されます。
おめでとうございます!

『魚屋宗五郎』は大作家・河竹黙阿弥先生作。
これはお話自体がコミカルかつホロリと泣ける面白い演目です。
勘九郎×七之助の夫婦役は何度観てもお似合いだなァ…と思います(笑)
こんなバランスよく美しく生まれて奇跡のような兄弟ですな。
ほんとすごい。

ひとつ残念なことは小山三さんが体調不良でお休みされてたこと。
その後、公演期間中に鬼籍に入られたのを知りました。
94歳の世界最高齢の歌舞伎役者。最後に彼を舞台で観たかった;;
悲しかったなァ〜;;おつかれさまでした小山三さん!!




第1位

『新橋演舞場 スーパー歌舞伎セカンド ワンピース』

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納得の第1位です。
2015年度の歌舞伎の話題は、これに尽きるのではないでしょうか!

漫画家のおざわゆき先生に誘っていただいて
観に行くことができました。本当にありがとうございます。

初めは誰もが「エェ…!?無理じゃない…!?!?」と
嫌悪感丸出しだったであろう、このワンピース歌舞伎。
だってあの漫画のワンピースが歌舞伎になるなンて有り得ない!
私もそう思っていた時期がありました…

でも幕が開いた瞬間、全てがぶっ飛んで世界観に引き込まれてしまいました。
全てが最高でした。次から次へと押し寄せる多幸感。
本来、歌舞伎はこうあるべきだと、
“かぶきもの”が創る最強のエンターテイメントだと、思い出させてくれました。
古典ももちろん良いけれど、新作も良いなぁ〜
江戸の人たちは、きっとこんな気持ちで歌舞伎を観ていたんだろうなと
だいぶ感慨深いものがありました。

猿之助さん、天才すぎる。不可能を可能にする方です。

そしてやはり、今回一番輝いていたのは
満場一致で坂東巳之助くん、中村隼人くんのお二人です。

巳之助くんはゾロ、ボン・クレー、スクアードの三役。
ボンちゃんは原作で一番好きなキャラだったので
彼が演じてくれて嬉しかったです。それもハマりすぎなくらいハマり過ぎ。
ボンちゃんかっこいーーーー!!!

隼人くんはサンジ、イナズマの二役。
サンジがこれまた超絶イケメンでスタイルもいいんだな!!
ある意味、原作よりもハンサムなサンジ。

あとは猿弥さんのジンベエの再現率…!
どんなレイヤーさんもまっつぁおな完璧さでありました。

原作を読み直すと、よく“どん!”とか効果音がたくさん使われております。
ワンピースの方が初めから歌舞伎っぽいのかな?と逆に改めて思ったり。
確実に、これは普通のお芝居ではムリ。
歌舞伎役者でしか創れない歌舞伎・ワンピースでした。

来年、大阪や福岡でも上演されるようです。
迷われている方はこの機会にぜひ足を運んでみて下さい。
後悔はしないとおもいます…!私ももう一度観たいくらいなので…;;


年の瀬にこんなおかしなテンションの記事につきあっていただき
どうもありがとうございました。

来年もなるべくたくさんの歌舞伎が観れますように。
そしてトンデモハードすぎるスケジュールをこなす歌舞伎役者さんたちに
最高最大の敬意と感謝を。

あー、日本に生まれてよかったな!!
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| 歌舞伎鑑賞(備忘録) | 19:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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