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平成26年5月 歌舞伎座 團菊祭五月大歌舞伎

「團菊祭」は、明治のスーパースター・九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の偉業を讃えるべく昭和11年に始まりました。
近年の歌舞伎座では五月興行の恒例の催しとなったようです。

九代目と五代目については、紗久楽さわ先生の『かぶき伊左』を参考にしていただければわかりやすいかと思います。幕末〜明治という激変期に歌舞伎を一層盛り立てたスーパー役者たち。国貞や国周の描く役者絵にもたくさん登場します。大好きです。


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團菊祭五月大歌舞伎

十二世市川團十郎一年祭


一、歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)

◆荒事の趣向をふんだんに盛り込んだ祝祭劇
 紅梅白梅花盛りの正月。曽我五郎が大きな矢の根を研いでいると、大薩摩主膳太夫が年頭のあいさつに訪れます。主膳太夫が祝儀に持参した宝船の絵を枕の下に敷き、五郎は初夢を見ようと横になりますが、夢枕に兄の曽我十郎が現れます。助けを求める十郎の姿を見て飛び起きた五郎は…。
 筋隈を取り、仁王襷をかけた五郎は、荒事の豪快さと稚気をあわせもつ役柄です。荒事の要素と江戸狂言の洒落っ気にみちた舞台にご期待ください。

二、極付幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)

◆俠客と旗本の争いを描いた名作
 大勢の芝居見物客で賑わう江戸村山座。演じられている「公平法問諍(きんぴらほうもんあらそい)」の舞台に乱入し、居座る旗本水野十郎左衛門の家臣を追い払った幡随院長兵衛は、桟敷で様子を見ていた水野に呼び止められ、一触即発となります。後日、水野の屋敷での宴に呼ばれた長兵衛は、この誘いが水野の企みであると悟りながら、出向くことを決意します。周囲が止めるのも聞かず一人で屋敷に出かけた長兵衛は…。
 俠客として知られる幡随院長兵衛を取り上げた様々な歌舞伎の中でも、決定版ともいわれる作品です。江戸の町奴と旗本の姿を鮮やかに描いた黙阿弥の名作をご堪能ください。

三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)

◆気品と荒々しさを併せもつ華やかな舞踊
 正月の江戸城本丸御殿。新年の恒例行事である御鏡曳きが執り行われ、将軍に所望された小姓の弥生が吉例の舞を踊ることになります。可憐に踊り始めた弥生ですが、祭壇に祀られた獅子頭を手にとり、踊りを披露しようとすると、獅子の精が弥生に乗りうつり、姿を消してしまいます。やがて、勇壮な獅子の精が現れ、獅子の狂いを見せ始めます。
 前半は可憐な女小姓、後半は勇壮な獅子の精と踊り分けるのが一番のみどころです。格調高い長唄舞踊の大曲をお楽しみください。


5-1.jpg


またいつものように箇条書き。

・『矢の根』
歌舞伎十八番之内の人気作。
享保の頃から始まった演目が今でも見れることにグッと来る…。
隈取、車鬢、ド派手な衣裳。これぞ歌舞伎って感じで観てるだけで幸せです。
しかし(この演目に限ったことではないのですが)
美しい身体の型を保つってスゴイことだと思います。
『矢の根』の曽我五郎は矢を研いでいる時に足の親指だけをピンと立てていますが
その状態を維持するのって地味に大変だと思うんです。
やってみたらすぐに足がつりそうになった…。笑
美しいポーズをずっと保つことは、とっても辛いこと!
オシャレをするのは体力を使う。
美しさを支える、筋力と体力と精神力。
歌舞伎役者はすごいよなぁ…と毎度のことながら思います。

・『極付幡随長兵衛』
長兵衛が海老蔵くん、水野さんが菊五郎さんでした。
菊五郎さん、いや〜なヤツの役も似合うなぁ(笑)
行けば命は無いと百も承知であるのに、「逃げるのは男がすたる」
と堂々と水野家へ出向いていく長兵衛。
わたしはどーしても奥さん目線で観てしまうので
切な過ぎて仕方がありません(;▽; )家族よりも男の意地なのか…
しかし子役の子がめっちゃかわいかったな〜。
歌舞伎に出てる子役ってなんであんなに可愛いの…(萌)


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・『春興鏡獅子』
まってました♪本っ当に大大大好きな演目です。
しかも菊之助君の鏡獅子…!弥生ちゃんは至高の美しさ可愛さ。
そして獅子の精は猛々しくて毛振りはキレがあってもう最高に格好良かったです><
可憐な少女の弥生ちゃんと、獰猛な獅子の精が同一人物だなんて…
動きが派手で衣裳も豪華で多幸感がハンパない。誰でも楽しめる演目だと思います。
歴史は意外と新しく明治に出来た演目なのですね。九代目團十郎が作りました。
江戸の人は鏡獅子を観ていないのかぁ…。ちょっと得した気分。
花道を歩いてくる獅子の精の毛がふわふわで真っ白で、
「モフりたい…!」と心底思いました。あの毛は一体何で出来ているのか。
歌舞伎は衣裳も愉しみのひとつです。見逃せないです。まさに完璧なる総合芸術!

歌舞伎美人に菊之助君のインタビューがあったので貼っておきます。

また劇場で鏡獅子を観たいです。。^^*
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