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空海と密教美術展

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国宝・重要文化財98.9%!
密教ファンのわたしが、この展覧会に行かないわけがない。

天災大国といわれるこの日本で、
千年以上もの間、幾度とない混乱・窮地をくぐり抜け
壊されることもなく燃やされることもなく
ときに静かに、ときに激しい瞳で人々を見据え、時代に洗われてきた。

そのオーラは、全く失われることもない。

正に奇跡。
奇跡以上である。空恐ろしさすら感じる。

木だとか、金属だとか、物質を超越している。
“人の造りしもの”も捨てたものではない。

ーーー


空海は、言わずと知れた真言宗の祖であります。

延暦23年(804)唐に2年間留学後、密教を日本に持ち帰り
人々に広めようとしました。

空海が、その時用いた方法というのが
絵画や仏像、曼陀羅など『ビジュアル』にして見せるというもの。

そう、エンターテイメントとして提示するというものでした。

小難しい本を何冊出版したところで、誰も見向きもしてくれません。

「楽しいもの」「わかりやすいもの」にすれば
人々の心に届きやすい。

それは今も昔も同じ。

空海は、小室哲哉も秋元康もビックリの敏腕プロデューサーだったのです。


事実、空海のプロジェクトは大成功。

平成の世に拝謁したって
度肝を抜かれるくらいの奇抜で異質な仏像たち。

リアルタイムでこの時代に生きていた人からすれば
どれだけセンセーショナルな嵐を巻き起こしたことでしょうか。

猛々しい肉体美に、端正な顔立ち。
まさにアイドルです。


…特にこの方!↓

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国宝 「帝釈天騎象像」

トーハクランキング、ダントツ第一位。
仏像曼陀羅界が誇るイケメンであります!

あぁ、帝釈天さま…。美男でおわす。


景色は変わったけれど
千年前も、今も、人の心は同じなんだなぁ…と思いました。

それか全く進化していないのか。(笑)

人の心は強いようで…弱くて
移ろいやすくて…でも、やるときはやる。



曼陀羅は、宇宙。

わたしたちの身体の中、生きとし生けるもの、すべてが宇宙なのです。




空海と密教美術展

会期 2011年7月20日(水) – 9月25日(日)
会場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
開館時間 午前9時30分 – 午後5時 ※入館は閉館の30分前まで

公式サイト
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| 芸術鑑賞 | 11:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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生誕100年 岡本太郎展

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生まれて初めて岡本太郎の作品を見たのは、
いくつの頃だったか、それも何処だったのか、全く覚えていない。

しかし、その時 頭に浮かんだ言葉は覚えている。

「何だこれは!」と。

生誕100周年を数える今年は、
あらゆるメディアでそして施設で、太郎フィーバーの真っ最中。

この展覧会はまさに核となるイベント間違いなし!
代表作絵画である『傷ましき腕』『森の掟』はもちろん、
彫刻からパリ時代の作品からパブリックアートからデザインから太陽の塔まで。。
ここまで太郎さんの作品を一堂にギッシリ観ることができる機会は
そう滅多にあるものではないでしょう。

興奮してしまいましたわ、あたい。爆発しましたわ。(?)


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いちばん印象深かったのは、大阪万博のコーナー。
大阪万博のテーマは、『人類の進歩と調和』である。
太郎氏はこのテーマに真っ向から反発した。

塔の模型やスケッチが展示されているゾーンの一画
モニターの中の彼が、言い放った言葉。

「人類に進歩なんてものは有り得ない!
 どんどん機械の奴隷になっているじゃないか!」

機械の奴隷。
ああ、本当にその通りだな、と思った。
停電、原発、ガソリン不足…。身につまされる思いがする。

原始的でパワーみなぎるものが作りたいんだ!と
世界のタンゲこと丹下健三設計の大屋根をぶち抜き、太陽の塔は誕生したのでした。

もしもタイムマシンがあったのならば、絶対に私は大阪万博に行くんだ。
行くったら行くんだ!
炎天下の行列でぶっ倒れても、月の石見てやるんだもんだw



展示会場の出口に、『太郎のことば』というお土産が貰えるボックスがある。
クジのように1枚引いてお持ち帰りできるのだ。

私が頂戴した有り難いお言葉はこちら!

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ちょwwwwww

…はい、おっしゃる通りでございます!!!(五体投地)




太陽の子、太郎。

日本人の魂そのもの。

正体がわからなくて、猥雑で、いやったらしくて、
奇怪で、真摯で、愛おしくて、エネルギッシュ。

世界で一番美しい我が国の日章旗のように
燦然と輝いて、今も私たちを見ていてくれるような気がする。

愚かだなぁとバカにしながらも、放っておけない我が子のように。



最後に、美術館外に設置されている
岡本太郎展限定ガチャガチャをやりまくってきました!

海洋堂製のよくできてるフィギュア。かわいすぎ。
全部で8種類。1回400円もするというのに…。おそろしや~

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一番右の飛行船が、3個もカブってしまいましたw
どなたか交換できる方はしておくんなまし…!


楽しくてワクワクして元気を貰えた展覧会。
太郎さん、本当にありがとう!

…とホクホクしながら帰路につく電車の途中で私は、あの大地震に遭遇したのでした。




生誕100年 岡本太郎展(公式HP

会場 東京国立近代美術館
(東京都千代田区北の丸公園3-1)

会期 2011年3月8日(火)~ 5月8日(日)
開館時間 午前10時~午後5時(金曜日は午後8時まで/入館は閉館30分前まで )
休館日 月曜日[3月21日、3月28日、4月4日、5月2日は開館]、3月22日(火)

| 芸術鑑賞 | 19:01 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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浮世絵にみる意匠ー江戸の出版デザインー

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太田記念美術館は、
ラフォーレ原宿の真裏という、都会の喧騒のどまんなか好立地に
ひっそりと佇む浮世絵専門の美術館です。

其所だけはまるで結界を張られているかのように、雅で静かな別空間。

靴を脱いで鑑賞する決まりもあって、
まるで普通にお宅へお邪魔しているかのよう。
リラックスして相見える浮世絵たちと、距離もぐっと縮まる。


浮世絵にみる意匠ー江戸の出版デザインー

という心惹かれる企画展が開催されていたので行ってきましたよ。

江戸時代には『デザイン』という言葉は無かったけれど
どうすれば人の目を惹くのか、喜んでもらえるか、売れるのか、
絵師は本能的にわかっていたんだろうな。

『浮世絵』という存在が、すばらしすぎる。

木版画の多色刷りだという途方も無い苦労…。
江戸の人のプロ根性、おそるべし!

これがまた、国内では全く評価されなかったってのが
解せないってものよ…!!

ハイクオリティの出版物があまりにも大量に溢れてると
感覚が麻痺してくるのかもしれん。

漫画もアニメも、似たようなものか。

島国ぜいたくなていたらく。


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今回の企画展、非常に愉しめました。

日本人はつくづく、
グラフィックデザインに向いてるんだな~と痛感しました。
(Gデザイン科出身なもんで…笑)

江戸の人のデザインセンス、クール!ハイセンス!
こんな配色ありなのねん!
こんな構図やっちゃうのねん!!

デザインはアイデアなんだよ、と昔習った言葉を反芻いたしました。

やったもの勝ちなんだ世の中は。


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構図が完璧すぎる…。
絵の中に別にコマを入れるなんて。
それも全然おかしくない!自然!

江戸の人、アイデアセンスがニクい。
ロックンロールを感じる。


完璧なまでの匠の技と、信じられないくらいの線と色の美しさと、
サービス精神あふれる遊び心。

普段わすれかけているような何かを思い起こさせる展示でした。



浮世絵にみる意匠ー江戸の出版デザインー
2011年2月1日(火)~2月20日(日)

太田記念美術館

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10 
TEL: 03-3403-0880
午前10時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで

| 芸術鑑賞 | 00:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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小林礫斎 手のひらの中の美 ~技を極めた繊巧美術~

フィギュア、食玩、携帯ストラップ。

日本人のもつ“精巧に出来ている小さきもの”への愛着は、
現代においても顕著である。

100年も昔、明治から戦前にかけて
電気もパソコンも無い時代に、とある巨匠が存在した。

其の名も、小林礫斎。

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小林礫斎氏をひとことで言えば、とんでもミニュチュア狂人。

展覧会の特設ページはこちら

これはもう常人の域を軽くすっ飛ばし
妖術を使ったんじゃないのか?
ドラえもんに頼んだんじゃないのか?!
…と本気で疑いたくなるような作品のオンパレード。

ぎょえ~~!!
うっそだろぉおおお~!!!
と思わず口に出してしまう。いや、だって本当に有り得ない技術。

しかも嬉しい事に、入場料100円!
大充実のラインナップで、100円!!

何のデフレかっ!


この展覧会のことは、アートテラー・とに~氏のブログで知りました。
数ある美術展を観てきた、とに~さんもさすがの大絶賛。


…確かにこれはすごいよ。
只ただ、感服するばかり。

安きに流れていく自分の愚かさに、恥じるばかり。


一見、ゴミか点にしか見えないようでも、
拡大してみると、れっきとした文字が書いてあったり。。

しかも、ちゃんと読める。

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↑これも、全体で7cmくらいしかない。

全体で7cmだわよ!?1首7cmじゃないのよ。
100首で7cmだからね。


豆本の展示作品も沢山あって、非常に参考になりました。

でも、すべて『手描きor版画』なんだけどね…。
パソコン上で縮小してプリント、じゃないんだよね。

嗚呼…。しまった。どうしよう
文明が発達すると共に、人間の技術は地に墜ちてゆく。(汗)


ぜひ、この展覧会は沢山の方に見て欲しいと思います。

びっっっっっくりします。

特に造形と豆本をやる方は必見。
先人達の技術とプロ根性に惚れぼれするに違いありません。

しかも、全館の常設展も一緒に観る事ができて、
入場料100円。(何度でも言うw)



神は言っている。

人間の創作意欲に、限界は存在しないということを…。




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小林礫斎 手のひらの中の美 ~技を極めた繊巧美術~

2010年11月20日[土]~2011年2月27日[日]
午前10時~午後6時(入館締切は午後5時30分)
たばこと塩の博物館 特別展示室
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-16-8(渋谷駅から徒歩10分)

| 芸術鑑賞 | 18:11 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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琳派芸術―光悦・宗達から江戸琳派―

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気宇壮大な文化を誇った桃山時代が終末する頃、その絢爛たる黄金文化を背景にして、優雅な琳派芸術が京に息吹をあげました。琳派の始祖と仰がれる本阿弥光悦や俵屋宗達らは、王朝時代の装飾美を豊かに翻案し、新時代の幕開けを告げる斬新な造形美を生み出しました。それは後世の京に生まれた尾形光琳や、江戸で活躍した酒井抱一らの新たな創造を促したのです。(美術館HPより転載)


琳派芸術

…最高!!!!

会場で叫んでしまいたくなる衝動を、抑えるだけで精一杯。

茎、枝、幹、葉、蕾、花、、
地を這って、上へ上へと伸びてゆく。リズムと生命感。
息吹を感じる。尊い、命の息吹を。

アウトラインで描写していても、陰影がついていなくても
日本画は、リアルである。
れっきとした、リアリズムなのである!

今日の美大受験のためのデッサンも、
実は“反日教育”の一環なんだと、最近気づいた。
日本の太陽の下で、あの描き方をするのは どう考えても不自然なのだから。

欧羅巴漂流(?)していた頃、
ルーブルやウフィッツィをはじめ世界最高峰といわれる美術館で
たくさんの名作を目の当たりにし、感動したりもしたけれど。

それでも結局、日本美術が一番だと私は思っている。


第一部のテーマは<煌めく金の世界>
豪華絢爛、キンキラキンの世界です。
ここまでキンキラキンなのに、下世話にならないのは不思議。
品よく美しい…。溜息もの!

ここにあるものみんな、ガラスケースに入れられる為に生まれてきたのではない。
人に使われる為に生まれてきたものだ。
茶碗、扇面、襖、屏風、硯箱…。すべてが実用品である。

『ほんとうのぜいたく』が、ここに在る。


展示替えがあるため、もう一度行かねばならない。

第二部は<転生する美の世界>
酒井抱一の作品を中心に展示されるとな。抱一大好き。
彼は琳派一の『青使い』であると思う。

愉しみぶぁい!


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出光美術館
2011年1月8日(土)~3月21日(月・祝)
酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―
第1部:2011年1月8日(土)~2月6日(日)
第2部:2011年2月11日(金・祝)~3月21日(月・祝)

| 芸術鑑賞 | 15:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山口 晃 展 ~東京旅ノ介~

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2010年12月28日(火)から、2011年1月10日(月・祝)まで
銀座三越8階催物会場にて開催されていた

『山口 晃 展 ~東京旅ノ介~』

先週末に観に行ってきました。


ぬあ~
もう、最高でした!!

最高に素敵です。

やっぱり大好きです。


どこから湧いて出るのか。この発想力は。

私の知っている東京と違う。

乗り物や建物に異様に執着(憧れ?)するのは、男性特有のもの。
こういう世界は、女にはとてもじゃないけれど描けない。
ズルいわ。

書の腕前まで卓越しているのもズルいな。

誉れ高き日本人特有の職人芸、ここに極まれり。
嗚呼、山口さんのような画家が今の日本に居て下さって良かった!


作中の随所に散りばめられている遊び心。

その柔和なお人柄と優しさに包まれる。

そして、舐めてかかると火傷する。

| 芸術鑑賞 | 15:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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清姫

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山種美術館で開催されている、
日本美術院の画家たち―横山大観から平山郁夫まで― を見て

『清姫』という物語を知った。

清姫。


あらすじを簡潔に云うと…

いまから千年も昔のこと、安珍という名の若い僧がいて
修行の道中立ち寄る宿屋の娘・清姫に惚れられてしまう。
安珍は「すぐ迎えにくるからさ~」と言い残し、そそくさと清姫から逃げる。
激昂した清姫は追いかける。追いかけて、追いかけて、
挙げ句の果てにその姿を白蛇に変えて、最後は安珍を焼き殺してしまう。
清姫。齢十三歳。

めでたし、めでたし☆


“清姫”という名とはほど遠い情念系DQN女でありますが…笑
かといって、安珍も酷すぎる。この生臭坊主。
この日になるまでを信じて待っていたのに。
妻にして呉れると云うから、ずっと待っていたのに。。

…人間(男女)の本質は、千年も昔から同じなので御座居ますね。

でも清姫のこの情熱!執念!好きよ!
我が身を白蛇に変え、愛した男を焼き殺す。この激しさ。
可愛いじゃないか なんて感想を持てるのは
それはきっと私が女だからだろう。

男性からしたら、やっぱりコワイのかしらね(笑)
肉食系女子と草食系男子の系図は今に始まったことではないのですよ。
ふっふっふ。

物語の詳細はこちらのサイトを参考にしました。
安珍と清姫の物語

同じ地獄であるならば、
只 時間と共に流れ逝く地獄よりも
力の限り命を燃やす地獄の方が、幾分かマシだ。

| 芸術鑑賞 | 11:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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進川桜子展 - 少女画の世界 -

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高校時代の美術部の後輩、桜子ちゃんの個展を見てきました。

卒業から●年…
今でも ちゃんと描き続けている人がいるのは、とっても嬉しい。

すっかり世界が変わっていて驚いた。色がきれい。
みんな、それぞれ進化しているんだな~^^*


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お気に入りの1作。『花の薫り』
かわいい

今週の日曜日までです。ぜひぜひ~



2010年11月23日(火・祝)~11月28日(日) 12:00-19:00(最終日-17:00)
進川桜子展 - 少女画の世界 - 【油彩画、アクリル画、木版画】
SHINKAWA Sakurako Exhibition 【Painting,Prints】

表参道ヒルズ・ギャラリー同潤会

| 芸術鑑賞 | 20:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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画狂人 上村一夫展

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【画狂人 上村一夫展】

2010年11月2(火) ─ 21日(日)
午前11時~午後7時(最終日は午後6時まで) 入場無料・月曜休館
場所:下北沢GAoh!


オープニングに行ってきました。

夏に、私が個展をさせていただいた会場です。
同じ場所で上村先生の展覧会が開かれるなんて…!

上村先生のお嬢さんをはじめ、すごい方達が集結していて
濃い夜でした!情報量が多すぎて、混乱気味…(汗)

お嬢様、すらりとして美しい方でした!
気さくにお話をして下さった。優しい笑顔に胸きゅん!
彼女が上村一夫作品の管理業務を行っているそうです。

上村先生の描く女性もまた浮世離れしていて色っぽくて美しい。
まだ『狂人関係』しか読んだ事がないので他の作品も読みたい (*´~`*)

艶っぽくて、泥臭くて、重くって
覗き見をしている気分になる罪悪感。。
怖いくらいの女の情念。
そこがいい。絵もスタイリッシュで素敵!黒と白の対比が完璧。


会場では、漫画『狂人関係』の原画が展示されています。
漫画の原稿って、、こんなにも美しいのか。
感動です。
昔は漫画描いていたのでわかりますが、…やっぱりスゴい。

百聞は一見にしかず!
上村一夫を知っている人も知らない人も、(私は今年の初めまで知りませんでした^^;)
是非 下北沢に足をお運びください。

そして僭越ながら、私のポストカード、クリアファイル等のグッズも
1Fショップで販売されております。
そちらも合わせて何卒よろしくお願いします。

| 芸術鑑賞 | 10:14 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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円山応挙展

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円山応挙
(1733-1795)享保18年(1733)現京都府亀岡市の農家の次男として生まれ、10代で上洛して狩野派の石田幽汀(ゆうてい)に画を学びました。また、若き日には玩具商・尾張屋勘兵衛のもとで人形の彩色などに従事したともいいます。尾張屋では、西洋銅版画を手本に覗きからくり用の眼鏡絵を描くうちに、その遠近法を腕に染み込ませ、奥行き感ある表現の基礎を築きました。(三井記念館美術館HPより)



心から行って良かった…!と思える展覧会でした。

館内は あまり広くはなかったけれど
国宝・重文のオンパレード。360°応挙。幸せな空間でした。

光琳といい、永徳といい、京都生まれの美術品は華やかです。
質素な江戸のとは、違った魅力がある。

三井記念美術館は、三井グループが運営する美術館。
豪商三井氏は、円山応挙のパトロンだったそうです。

応挙の描く屏風や襖絵は、人間業か…!?と思うくらい
卓越した画力で描かれているけども、オシャレで遊び心があって
何故かほっとする。 身近なモチーフ、普遍性。
それが豪商の心を掴んだのかも知れぬ。

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屏風、襖絵の大作は鳥肌ものでした。

1ミリも無駄がなかった。

余白。
何も描かれていないのに、生きている。

ただの1本の線が、生命を感じさせる。

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誰もが圧倒されて、感嘆の息を漏らしていました。。

1本の線で、何も描かれていない空間で、
こんなにも人を感動させることができるとは。

余白の使い方で、応挙の右に出るものなし。感奮!!


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| 芸術鑑賞 | 01:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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上村松園展

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行ってきました(*´∀`*)

今までで最大、最高の、上村松園の作品に逢えるこの展覧会。

見逃す馬鹿がどこにいましょう。
既に8月の時点で前売りペアチケット(1枚900円)をゲットしていたのでした。
用意周到!B型は、好きなものに関してのみマメなのですw


平日にもかかわらず、会場内は人でごった返していました。
女性がほとんど。中にはお着物の女性もちらほら。(嗚呼…羨望のまなざし)

上村松園の描く女性像は、典型的な『女性の描く女性』である。
媚びなく、気高く、エロスが無い。
ひたすら無垢で可愛い。
お姫さまやお嫁さんなど、“女の子が憧れる女の子”を
フェティシズム満載で展開していく、この感じ。
これぞ、元祖萌え!ではないか。

松園は、永遠の乙女なのだ。
生涯 好きなものだけしか描いてない。

それが認めてもらえれば、これ以上の歓びはない。
けれど
明治、大正、昭和の波乱の時代を、女の画家として生きるのは
どれくらいの苦労があったのか…。想像を絶する。

歴史に残る“女流画家”は、ほんの数えるほどしか居ない。
そして、きっと これからも。


ひとつ心残りなのは、上の作品『焔』が展示替えで見れなかったこと…。
すごく好きなので、現物を見たかったわー

松園姐さん最高!
芸術の秋に相応しい、お薦めの展覧会です。



上村松園展
会期 2010年9月7日(火)~10月17日(日)
会場 東京国立近代美術館
東京都千代田区北の丸公園3-1(最寄駅)東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口 徒歩3分

その後は、京都へ巡回するようです。


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西美公二展 -北のオーロラより-

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私が、パリ滞在中にお世話になっていた画伯の個展が、
今月25日から開催されております。

西美さんは81年に渡仏、現在はフランス永住権を獲得し
パリにアトリエを構えて制作に励んでいます。
私がデッサンや銅版画を教えてもらったのもこのアトリエ。

美しいブルーに、宇宙生命体“アミちゃん”が繰り広げる摩訶不思議な世界。

色のコントラストが美しくて、ワクワクする空間です。
渋谷にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。



会期 2010年9月25日(土)~10月5日(火)
10:00~19:30 入場無料

場所 Bunkamura Gallery
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1

| 芸術鑑賞 | 11:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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三澤寛志さん水彩画個展

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『非』公式pixiv年鑑でお世話になりました、
三澤寛志さんの個展が銀座で開催中なので行ってきました。

いやー…

大変素晴らしかったです!!

匠の技を見た。
どうして こんな風に描けるのかわからない…。

水彩なので、1点あたり2~3時間程度で仕上げてしまうそうです。
それだけ筆の運びが的確だという事。尊敬。

三澤さんのような、本格的絵画の人間が
萌え絵見るの好きでpixivに投稿していてけいおん!だって見ている。
…というのは私の中で革命的な事件でした。

大学受験の為に何浪もして死ぬ程デッサンをやっていた方々は、
キャラクターを描く絵…いわゆる“漫画絵”を毛嫌いしている。
…という固定観念があったから。

そういう方々の事を、個人的に『デッサン厨』と私は呼んでいるのだが、
イラストレーションや漫画は「絵ではない」
というような考え方をしているように見えてならない。
実際「死ぬほどデッサンやってなきゃ絵描きとしてどうかねー」的な概念を
押し付けられた事が何度もあるし、そう仰る気持ちもよくわかる。

でも、受験デッサンばかりやって自分の描くべき絵を忘れた人だっている。
そうなったら本末転倒なわけで。

“良い絵が描けること” と、“絵が巧いこと”は、
やはり直接には結びつかないのだ。

好きなものを描いて、それを好きだと言ってくださる方がいれば
それだけで成立するのだから。

『デッサン厨』へのコンプレックスはずっとあったけれど(今もあるけれど)
少しずつ解消していく為には、自分の好きな絵を懲りずに描き続けることが重要だと
悟り始めた今日この頃です。

少しは成長しているのかもね!


三澤さんの個展は明日までです。
お薦めですのでぜひ~*



会期 2010年9月13日(月)~9月19日(日)
11:00~6:30pm最終日5:00pm
場所 あかね画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座4-3-14 筑波ビル2F
(地下鉄「銀座駅」下車B4出口、徒歩1分)

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会田誠+天明屋尚+山口晃

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誠がいく、尚がいく、晃がいく―ミヅマ三人衆ジャパンを斬る―


高橋コレクション日比谷で開催中の
『会田誠+天明屋尚+山口晃』ビッグ3の展覧会。

会期終わっていてがっくししていたら、
延長していると知り、超特急で行ってきました!

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…すばらしかったです。

だって普通にファンだし。

会田誠さんの描く女の子の可愛さは異常。

ジューサーミキサーがあった。
上野で一度見た事があるけれど、また会えて感激!

入学試験の為に死ぬほどデッサンをしてきた人の絵。
人体を知り尽くしている人の描く絵。
描きすぎで精神崩壊してそこから這い上がった人の絵。

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22日まで!お薦めなので是非。



《 会  期 》2010年4月24日(土)-8月22日(日)
《 開館時間 》11:00-19:00 月曜休館
《 入 場 料 》一般300円 / 大高生150円 / 中学生以下無料
《展覧会協力》ミヅマアートギャラリー

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3331

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しばらく秋葉原に来ないでいたら、
こんな面白い施設がオープンしていました。

その名も『3331

旧練成中学校を改修して誕生した、
さまざまなジャンルの第一線で活躍するアーティストやクリエーターたちが
それぞれの表現を自由に発信する場所。

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廃校をそのまま使用しているので、
まるで母校に帰ってきたような 初めて来たのに懐かしいような
不思議な錯覚に陥ります。

学舎の匂い。

胸がきゅんとします。


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水飲み場とか…!
こんなのあったね~ (´;ω;`)
夏場の水はぬるかったよね~。

教室もほとんどそのままで、そこをギャラリーにしているという感じ。
使用してる机椅子も、もちろんコレです。↓

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学校の雰囲気を大事に残しつつ
アート空間にしてしまう、という発想がイイ!

意外とマッチングするものだ~。

今の時代、“学校生活”を送っていない人はいないだろうし(不登校を除き)
ある意味誰にでも受け入れられる空間なんだろうなぁ。

これであと、カフェで給食を出してくれれば文句なし(*´∀`*)


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ここは面白い!

今後も注目度は上がりそうです。

むしろ此処で何かしたい。
セーラー服の女子いっぱい集めたい。(それかよ)

| 芸術鑑賞 | 22:57 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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めんそ~れ沖縄

青い空…。白い雲…。
ここはもしや…沖縄?

…はっ!良く見たらこれは絵だった。

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いや~、すっかり南国気分になっていました。

高校時代、美術部顧問だった先生の個展へ来たのさぁ~。
卒業からもう●年経ったなんて信じられないよね~。

え?お前は誰かって?
ボクは沖縄のシーサーさぁ~。
好物はちんすこう。
でも口が渇くから夏にはあまり食べたくないw


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こんな暑い夏の日は、沖縄に帰りたくなるさぁ~。

…て、わたし ちばんちゅですけど!



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勝田裕司
~沖縄の風景~展
2010年8月2日(月)~2010年8月8日(日)
11:00~6:30pm 最終日5:00pm
場所:あかね画廊

| 芸術鑑賞 | 15:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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狂宴封鎖的世界「再生」

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7月9日、鳥居みゆき単独ライブ・狂宴封鎖的世界「再生」行ってきました。

見終わった後、ぐったりしました…。
観る方が力が入った。

彼女の一挙一動、一語一句、見逃すまいと力んでしまった。

TVや営業の仕事もこなしながら、あのプレッシャーの中、
あれだけの舞台を…。

う~ん…。やっぱりすごい。

みゆきちゃんの華奢な身体が、舞台の上では何倍も大きく見えた。
頼もしさすらあった。

“天才”という言葉は、努力を無下にしているようなので
最近は使わないようにしているのだけど、彼女は…天才かもしれない。


そして何より、今回は個人的に奇跡が起きた。

私の個展期間と被ったこと。

コントの中でセーラー服を着ていたこと。

単独ライブの翌日、イトゥーヨゥカドゥー(大森)のイベントで
浴衣をお召しになっていたこと。

本当に、ただの偶然かも知れないけど
私からしたら偶然とは思えない。
尋常じゃない、このシンクロ率。
「バカかっ!」と云われたとしても私は鵜呑みにしてやるもの。

鳥居みゆきちゃんが好きなだけなのだから。


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| 芸術鑑賞 | 20:39 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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会田誠展「絵バカ」

ミヅマアートギャラリーで開催中の、会田誠さんの個展を観てきました。

ずっとファンです。純粋にファンです。
壊れっぷりと変態っぷりに毎回感服せずにはいられないのです。

『灰色の山』という題名の新作が展示されていました。
サラリーマンの大量の屍体がOA機器や会社備品と絡み合い
積み重なって山になっている…という
ある意味 シャレにならない作品。

どこかの国の未来予想図なのではないか…と感傷に浸る。

まだ制作中ということなので、
この後 どう詰められていくのか観てみたい。

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展覧会概要によると、

彼は『絵バカ』(平井堅のパクリ)というタイトルに
<日本の美術大学、しかも油絵科出身という“負の出自”を自ら背負い込む覚悟>を込めており…。

とある。
自ら選んで、美術・芸術系に進む人間は、バカしか居ないのである。
(それは私自身もしかり。でもデザイン科だからまだ実用的かなw)

美術・芸術系の道を選んで…
特に藝大ともなると、

名声を得てどうにかなるか。人生崩壊するか。

その二通りしか無い。





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会田誠展 「絵バカ」

会期 10/05/06 - 10/06/05 時間 11:00 - 19:00
休日 日月祝 入場料 無料
場所 ミヅマアートギャラリー(市谷田町)

| 芸術鑑賞 | 16:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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樽屋タカシさんの個展

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YOKAIアーティストとして国内外でブレイク中の画家 樽屋タカシさん。

個展の最終日、行ってきました。

本当に、心打たれた。
ときめいた…!

妖怪と、見慣れた日常の一部。
可愛くて、奇怪なようで、何故かほっとする。
魑魅魍魎は日本人の原点のようなもの。

そして金箔…!
やはり金箔の輝きは本物だ。
ますます、金箔への想いが募った。ああぁ…金箔!

しかも樽屋さんは、京都の有名店からわざわざ取り寄せているそう。
パネルもただのベニヤではなく、高級木材から作られた特注品だとか。
やはり、作品へのこだわりが良い作品を生むのですね。
是非とも見習わさせて欲しい、その姿勢。

本日も良いものを観ることができました^^感謝!

| 芸術鑑賞 | 01:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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上野→八丁堀→銀座→神保町

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桜が咲き始めた上野公園。

お花見客を尻目に、私は上野の森美術館へ『VOCA展』を観に。

日本若手作家の登竜門ともいうべき公募展。
お笑いでいうとM-1のようなものでしょうか。
とても勉強にもなり面白い作品が多いので 3.4年前から足を運んでいます。


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佳作賞と大原美術館賞を受賞された齋藤芽生さんの作品を
拝見する事ができたので満足。
彼女の作品は前から気になっていて、ただ純粋にファンです。
モチーフの掛け合わせ方と空間の発想が素晴らしい…。
個展も開催中との事なので行ってみよう。


続いて、地下鉄で八丁堀まで移動。

こちらもファンであるオチマリエさんの個展へ。
本当に素晴らしかったー!

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乙女の表情、素材の使い方、マチエールの作り方が大好きです。
こんな風に描けたらなぁ…と心から思う。

これでまだ学生さんだというから驚き。
自分も頑張らねば… (´・ω・`)


続いては、八丁堀から歩いて銀座へ。(余裕かと思ったら意外に遠かった;)

お友達の樋口裕子さんが参加されてるグループ展
「姫・比売・秘めごと」

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裕子さんも4~5年前くらいに私の片想いから始まったので、
今とても仲良くさせていただいてる事、とても嬉しく思います*
(もちろん今でもファンです!)

いつもながら、着物の柄が細かくて魅入ってしまう。
少女の表情もやばいなー。あー

金箔私も使いたい~。前々から言ってるんだけど…。
カルチャースクールとか無いかな。どこか。


続いて、神保町までタクシーで移動。
「姫・比売・秘めごと」展が開催された
ギャラリー・Ginza Art Labのディレクターさんの個展オープニングに。

初対面ばかりの方の中に入っていくのは、人見知りにはキツいw
裕子さんが一緒に居て下さってよかった~。

持参した作品ファイルを見て頂き、「いいじゃない!」という
大変好感触な反応をいただけたので嬉しかったです。

原画を見たい、と仰られたので。是非夏の個展にお越し下さい!と云いました。
兎にも角にも7月の個展が勝負。
真面目に制作を頑張りたいと思います。

| 芸術鑑賞 | 13:54 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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長谷川等伯

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いつの世も、北陸はたまに突拍子もない奇才を輩出する。

長谷川等伯。

能登(石川)で生まれ、日蓮の信仰が厚く地元で仏絵師として人気に。
その後30歳で上洛し、狩野派へ入門。
4歳下の狩野永徳とはライバル同士。

永徳の破天荒な天才肌とは真逆で、
繊細で何でも描ける器用さと真面目さが伺える。

個人的には 小振りな仏画より、巨大な屏風絵の方が好き。
見ていて気持ちがいい。
体全体を覆ってしまう、花、草、鳥、木、黄金の豪華さよ。

そして、高さ8メートルにも及ぶ涅槃図には大変驚いた。
これは京都の本法寺に収蔵され、
793.9×532.6cmで、日本最大級に挙げられる。

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…本当に吃驚した。
8メートルはとんでもないです。どうやって描いたのかわからない。
昔の人のダイナミックさには時に度肝を抜かれる。

絶対に現代人よりも魂熱いし、根性入っている。


これは生で見た方が良いです!お薦め。開催期間が短いので、お早めに。
日本美術は世界一。


公式ホームページ
会場 東京国立博物館平成館(上野公園)
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
会期 2010年2月23日(火)~3月22日(月・休)
※会期中、作品の一部に展示替えがあります。
開館時間 午前9時30分~午後5時、金曜日は午後8時、土・日・祝・休日は午後6時まで開館(ただし、入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日 
ただし3月22日(月・休)は開館

| 芸術鑑賞 | 20:32 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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THIS IS IT

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この映画の中で、“本物”だったもの。


マイケル・ジャクソンの魂。

遺した楽曲の素晴らしさ。

良いものを作る為に努力する懸命さ。

ダンサーやバンドメンバーの幸せそうな顔。



確かに彼は、其所に居た。

最高のステージを魅せてくれる為に。


映画単体として観て半分以上は、
金儲けの為に作られた“虚構”なのは明らかである。

でもそれが何だと言うのか。

我々は変わらず、マイケル・ジャクソンが好きで仕方ない。


ただ、思った以上に痩せきった身体で驚いた…。

あの細身で渾身の力で唄って踊って

「もういいよ、マイコー。もういいから…。」

という気持ちに何度もなった。


でも、やっぱり恰好良いものは、カッコイイ。

マイケルのダンスを脳裏に浮かべるだけで、生きる活力が湧いてくる。


パリの映画館でも満員御礼・拍手喝采。
(フランス語字幕で観たので細かい会話は理解できなかったけど…)

世界が1つになった。

きっとまた1つ、世界が癒された。


神様、この世に Michael Jacksonを産み落としてくれて有り難う。

I LOVE YOU

| 芸術鑑賞 | 09:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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石田徹也―僕たちの自画像―展

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◆会期 平成20年11月9日(日)~12月28日(日)
◆会場 練馬区立美術館 企画展示室1・2




「幸せすぎて 絵が描けなくなる」


これは、石田徹也さんが大学時代
1年間付き合った恋人へ言い放った別れの言葉である。

大学4年生の時に画家一本でやると心に決め

それから鉄腕アトムばりの馬力で制作に没頭し続け

2005年初夏、踏切事故でこの世を去った。

享年31歳。

画業はわずか8年あまり。
住んでいたアパートからは、150点もの作品が発掘されたらしい。


…まぁ、そんな事はどうでも良いのだけどね。

短かろうが長かろうが、人生は密度だと思っているから。

夭折って憧れるもの。
(不謹慎だけど)


この展覧会は、今年私が観た中で1番かも知れません。

それぐらい心地良い衝撃と病み具合。
心を鷲掴みにされてしまった。

アイデアがすごい。そして描画力も表現力もすごい。


…凡庸なる自分を呪った。


石田徹也さんをご存知ない方はぜひ→公式HP

あまり部屋に飾りたくないけれど
何度でも観たくなるような絵です。


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彼の作品が夢にでてきました。




石田徹也遺作集石田徹也遺作集
(2006/05)
石田 徹也

商品詳細を見る


| 芸術鑑賞 | 17:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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大琳派展(2回目)

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2度目の鑑賞にやってきました。

けっこう混雑=3
入った時並びはしませんでしたが、帰りは10分待ちになってました。

それもその筈。
宗達、光琳、抱一、其一の『風神雷神図屏風』が一堂に観れるのです。

その中で唯一の国宝である、宗達作のものは初見。
ようやく観れるー!ウレシー

ワクワクしながら人波をくぐり抜け、

神の御前に辿り着き、その幽玄かつ荘厳なお姿と目が合った瞬間

身体が震えてしまいました。

物凄いオーラがありました。

写真と全然ちがう…!

絵は本物ではないと駄目だ。

個人的ランキングでは
宗達>光琳>其一>抱一

光琳以降は、まだ『絵』段階という感じなのですが
宗達のものは、空気に溶け込んでいました。

まるで、地球が生まれた時から
この姿をしていたかのように、生き生きとして、輝いていました。


嗚呼、こんな素晴しい作品をパクるだなんて…この私。
神への冒涜だって、わかっちゃいたけど。 orz
ごめんなさい。

まぁ、日本美術愛好家ならば
風神雷神図は誰もが通る道ですからね!

笑って許してください!!!(?)



前回に比べだいぶ展示替えがあった様で、新鮮な気持ちで鑑賞♪

鈴木其一の描写力に圧倒されました。

線の表現なのに、滅茶苦茶リアル。
水のせせらぎが聴こえ、鳥たちが今にも動き出しそうなんです。

『優れた絵』の定義の1つとして、
『生命を持っている事』が挙げられます。

画面から飛び出してきそうな生命力。

何百年経っても何千年経っても、どうかこのまま生き続けて欲しい。


私も、命の入った作品を作りたい。



| 芸術鑑賞 | 17:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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大琳派展

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 2008年は、江戸時代の芸術家尾形光琳が生まれて350年目にあたります。光琳は、斬新な装飾芸術を完成させ、「琳派」という絵画・工芸の一派を大成させました。琳派は、代々受け継がれる世襲の画派ではなく、光琳が本阿弥光悦、俵屋宗達に私淑し、その光琳を、酒井抱一らが慕うという特殊な形で継承されてきました。
 本展は、その琳派を代表する本阿弥光悦・俵屋宗達・尾形光琳・尾形乾山・酒井抱一・鈴木其一の6人の優品により、琳派芸術を展望しようとするものです。同じテーマの作品を比較しながら見ることで、琳派の系譜を具体的にたどると同時に、各作家の独自性も明らかにしようという企画です。絵画、書跡、工芸など、各分野の名品により、琳派の豊かな芸術世界をお楽しみください。(公式HPより)




キターーー!

思ったより全然混んでなくって良かった~♪


しかし光琳生誕350年て…

半端!!


光琳の風神雷神と燕子花が観れて満足です。

あと

宗達の『白象図杉戸』↓がえらく気に入りました。
カワユス(^ω^)

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凄かったなぁ…。
絵は、本物を観てナンボです。
絵だけは、もう本物を観ない事には どうしようもないのです。

筆の跡を確認できて初めて、
この作品を生み出したのは
神ではなく人間だったのだ、と認識できるのです。
まぁ、ほぼ限りなく神様に近い人間なのですが。

『創造』とは、神様がする行為なのです。

だから優れた芸術家は、それだけ神様に近づけるのだと私は思っています。

300年も遡ること江戸時代…
ずっと昔の筈なのに何故こんなに斬新なのだろう。

「こんな事、して良いんだ!!」

目から鱗の連続。
モチーフの持っていき方が「?」でも、パクリマクリスティーでも
観た瞬間カッコイイ!のならば
そんなの関係ねぇ!!のだ。

現代作家も 
もっと、はっちゃけよう。

芸術に、規定なんぞ無い。


まだ始まったばかりなので、本日はこれくらい。
もう一回行くし。
お次は俵屋宗達画『風神雷神図屏風』が降臨する 10/28以降=3

光琳画は重要文化財だけど、

宗達画は、国宝!!

わくわく

これを観ないで年は越せない。

| 芸術鑑賞 | 22:08 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ユキンコアキラさん

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ユキンコアキラさんをご存知でしょうか。

以前、『笑っていいとも』や『誰でもピカソ』に出演してらしたので
御覧になった方も多いやも知れません。

音楽にあわせて踊って描くリズムペインター。

昨日、上野でパフォーマンスを見てきました。

私の先生の友人でもある、洋画家・遠藤春生さんのご子息なのです。
それはただの偶然だったのですが。世界は狭い…


だがしかし、これは…!

単にリズムに合わせるだけじゃないんです。
半端なく動きまくっているのです。
それでも筆の動きに狂いが無いのです。

何故こんな事をするんだろう…!? とぼんやりしました。
SUGEEEEEEEE!!!

こんな事、していいんだ…!!
真似はしないけどね(笑)

あ~ばびった。 ( д )=゜゜

重さ3kgもあるDJデッキを掲げ、黙々とリズムに乗って描ききる姿に
侍魂を垣間見ました。

彼は山口出身ですから 紛れもなく、長州藩志士ですね。フフー!!

『人を魅了する力』
それは表現者にとって、無くてはならないもの。
私も見つけて、身に付けなくちゃ。

メラメラするぞー!!


動画を1つ…↓
日本(世界?)全国でパフォーマンスを行っているそうなので、
機会があったら足を運んでみたらいかがでしょうか?


| 芸術鑑賞 | 18:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミレイ展

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19世紀の英国を代表する画家、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829~96年)の10代から晩年までの広い範囲の作品により、 画業の全容を紹介する本格的な回顧展です。
ロンドンのテート・ブリテンで昨年9月から始まった本展は、イギリスでも1898年に開催された回顧展以来、初めての ミレイの大規模回顧展として話題になりました。
今春、アムステルダムのゴッホ美術館で開催された後、いよいよ日本に巡回となりました。
公式HPより)

会期: 2008年8月30日(土)~10月26日(日) ※会期中無休
開催時間: 午前10時~午後7時、金・土曜日は午後9時まで(入館は閉館の30分前まで)
会場: Bunkamuraザ・ミュージアム



残暑厳しい陽射しの中、渋谷の街を疾走。
この世に生まれ落ちて20年余。
やっと ミレイの『オフィーリア』が観れる。
日本に来てくれて有り難う。

超有名ともいえるこの絵画ですが、初めて知った時はもう、
なんて美しい絵なのかと思いました。
この完璧さは何なのかと。
観れば観るほど不思議で、怖くもある美しさ。
それでいて観る者すべてを惹きつける普遍的な魅力。
しかも22歳の若さでこれを描き上げたと思うと…ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル

ミレイを知らなくても、
『オフィーリア』は知っているという人も多くいると思います。
(ぶっちゃけ私もその1人ですた)
西洋美術は大雑把にしか知らないんす^^; でもこの絵は好き。

シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場する悲劇のヒロイン。
恋人ハムレットに父親を殺されて正気を失い、
小川で溺死する死の劇的な瞬間をミレイなりの解釈で描いた作品。
現物は思っていたより小さめでした。
けれど画面全体に精密に描かれたこの風景は何だ…!
今にも零れ出してきそうな花と緑のきらびやかさ!
木の枝や葉の描写が本当に凄い。ここまで描けたらどんなに人生パラダイスだろう。
水の表現もなんとも。左下の水面に映り込んだ菖蒲(?)の影が堪らんです。
ちなみにモデルの女性は、バスタブに長時間浸けられていたため風邪を引いたらしい。
それ程の犠牲があるからこそ、このクオリティ。

ミレイは、貴族の肖像画等を描く商業画家として成功して、
死ぬまで裕福だったそうです。
画家で金持ちと聞くと、何故か腹が立つのはきっと私だけではない。(笑)

兎に角、絵画は生で観ないといけません。
ここで逃したらロンドン行くとこだった。
平日の昼間はけっこう空いてます。興味のある方は是非!

| 芸術鑑賞 | 17:19 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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永遠のベルサイユのばら展

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1972年から73年にかけて週刊マーガレットに連載され、少女漫画史を変える大ヒットとなった「ベルサイユのばら」。本展は、「ベルばら」35年の歴史の中でも初めてとなる大規模な原作原画の展示他、世代を超えて人気を博してきた「ベルばら」の魅力を多角的に紹介する展覧会です。(公式HPより)


行って参りました♪

会場はマドモアゼル・マダム(そして少しのムッシュゥ)達で溢れ返っておりました。
展示されている池田先生の原画を食い入る様に見つめていました。

漫画の原画というのは、見てもそんなに感動がある訳ではありませんが
とても勉強になります。
クリエイトの過程が見れるって、貴重だわ。
それも ベルばら
とても美しい原稿でした。
これを24歳の頃に描き上げたのですね。すごいな~

カラー原稿の紙がクシャクシャだったのが気になったのですけど。
出版社の管理がズサンだったのでしょうか。
少し残念です。(´・ω・`)

といっても35年も経って今もなお 輝き続けるベルばらは凄い!
ベルサイユ宮殿でベルばらを読みたい。

永遠のベルばら。

麗しきオスカルさま。
フランスば…んざ…い!!!

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| 芸術鑑賞 | 21:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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少女主義的水彩画展【Rosary】

銀座・ヴァニラ画廊で開催中の
たまさんの個展に行って参りました

たまさんの作品は、私が2年前くらいにネット上で拝見してから
ずっとファンだったのです。

去年のデザインフェスタで、初めてお会いしてお話させていただきました。
絵を描いていて良い事は、
こうして好きな作家さんと会える事だね!

画集にサイン頂きました♪ 感激じゃー!

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ヴァニラ画廊には初めて足を運びました。
ちょいレトロなビルで、大変趣があって良かった。
昔のビルって好きなんですよね。明かりが暗くて空気が重くて。
過激でキワドい展覧会を主に開催している画廊ですが、
綺麗で雰囲気も良かったな。際どいエロス系展示ではどんな表情になるんだろ。
今まで食わず嫌いだったけれど、かなり好きになりそう。

そうそう、辿り着いたらなんと、そこに遠田志帆さんもいらしていたのです。
何という奇跡(笑)
きちんと会ってお話するのは初めてだったので嬉しかったです。
まさに二度美味しい!?ウホホ


たまさんの絵は素敵。
水彩画のテクニックもさることながら
モチーフの選び方、空間の作り方が学ぶ事たくさん。
可愛いだけではない
その無邪気なまでの残忍さが観る側の心をくすぐります。

うーむ こんなお洒落なこと、自分も出来たら良いのになぁと思う。
くあー!頑張らなくっちゃな 私も…。

いいもの魅せて頂きました☆
たまさん、どうも有り難うございました。

under the Rose ~少女主義的水彩画集under the Rose ~少女主義的水彩画集
(2008/06)
たま

商品詳細を見る

| 芸術鑑賞 | 04:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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対決-巨匠たちの日本美術

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 日本美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。(公式HPより)


朝10時くらいに行ったのに、けっこう混んでいました。
まぁ並ばないだけマシです。

日本美術に興味を持たれる事はよきかな。
井上雄彦先生には敵いませんケドネ!(結局行ってない)

いや~ 豪華なラインナップでした。
狩野永徳の初出の作品もあったし。行ってヨカタ~
永徳の描く松の木は、いくら見てても飽きません。梅の木も。
写実を超えてデザイン的に洗練された幹のフォルム。これなのよ、これ!

あとは俵屋宗達の作品が結構沢山あって、それが凄く良かったのです!!
俵屋宗達といえば、『風神雷神図屏風』しか知りませんでしたが、
ここまで秀でた才があって、隠れた名作もこんなに残っていたなんて。
盲点だたな。さすが尾形光琳の原点。
(ちなみに宗達の没後、光琳の出現まで100年くらい空いてるのですよ。)
光琳は『風神雷神図』を模していますけれど、
後年それを模写する事は琳派の継承儀式になったそうです。
で、その肝心の『風神雷神図屏風』は
8月11日からの展示替えで降臨なさるらしい。(光琳だけに、ね)
会期終了の6日前じゃないか!!
…まぁ、さすがに国宝ですから。京都の建仁寺にも悪いし。(?)
宗達筆の『風神雷神図屏風』と、光琳筆の『風神雷神図屏風』が同時に観られる機会なんてそう滅多にない気がする。
秋にやる『大琳派展』まで待とうか?悩むところです…。

他の見どころは、山口晃さんの描いた肖像画が可愛すぎ!♪
ブログパーツまでありました~
こちらのサイトで入手可能です。
会場には、この肖像画の原画も展示されていました。やっぱり上手い。

山口さんのギャラリートークも応募したのに、抽選はずれたんだよな。おんどれ!

| 芸術鑑賞 | 22:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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